
【北九州の仕事】接客業の最前線「門司港レトロ」で働く誇りを胸に/アクティオ株式会社
(アイキャッチ画像:インタビューに応じてくれたアクティオ株式会社の東 麻由子さん)
特集「北九州の仕事」は、北九州市内の企業に、仕事内容や働く人の想い、職場環境などについて聞き、北九州市で働きたいと考えている人にどういった職場で働きたいか、ヒントを探してもらうためのシリーズです。今回は、門司港レトロ地区で複数の観光施設を管理するアクティオ株式会社西日本営業部福岡営業課の東 麻由子さんに話を聞きました。

関門海峡ミュージアム
公共施設や観光施設など、接客最前線にいることが強み
ー貴社の仕事内容、強みについて教えてください
弊社は、公共施設、観光施設の指定管理施設・業務委託施設をはじめ、東京スカイツリー他、民間施設を含む、約130施設を全国で受託し、さまざまな分野で運営業務を行っています。
福岡県内であれば、門司港レトロ地区の「関門海峡ミュージアム」「旧大阪商船」「旧三井倶楽部」「旧門司税関」「門司港レトロ展望室」など9施設のほか、門司港駅や北九州空港の観光案内所、福岡市の「福岡城むかし探訪館」「鴻臚館跡展示館」「三の丸スクエア」、大牟田市の「三池カルタ・歴史資料館」なども弊社が管理を担当しています。
そのため、募集職種としては、公共施設、観光施設の受付案内、貸室業務、イベント受付・案内誘導など、接客を中心とした職種が主です。
接客の最前線にいることにより、実施計画から運営計画、人材募集から採用と運営管理全般を実施できます。また、それらを任せられる管理者がいることが弊社の強みです。
ー門司港レトロ地区の観光施設での業務内容、求める人物像について
弊社が管理している「関門海峡ミュージアム」「旧大阪商船」「旧三井倶楽部」「旧門司税関」「門司港レトロ展望室」といった施設をメインに、来館者対応業務全般が主なお仕事となります。具体的には、各施設受付でのお客様対応やチケットの販売、案内、誘導などを行っていただきます。
そのため、人と接することが好きなことはもちろん、どうすれば楽しく過ごしていただけるか?ということを考え、工夫し、チームでお仕事ができる方が好ましいです。好奇心旺盛な方、ホスピタリティ精神をお持ちの方が向いているかと思います。

旧大阪商船
ー現在の従業員数と教育体制について
契約社員、アルバイト、パートを合わせ、現在は約30人が在籍しています。接客業の経験があるけれど子育てなどで退職された方が育児が一段落したので改めて接客の仕事に就きたいというケースや、地元で働きたいというケースなど、応募理由は人それぞれですが、長い人では10年以上勤めているなど、定着率の高い職場ですが、家庭の事情などでの離職があるため、半年に1度くらいのペースで欠員補充の採用を行っています。
教育体制としては、研修を大切にしています。通り一遍の研修ではなく、施設にあった研修プランを考えています。まず、入社時には「基礎研修」として接遇マナー研修、その施設の概要から周辺に関することまで知識、情報を学んでいただきます。
入社後は、「リカレント研修」として個別面談を定期的に実施し、業務についての問題点、人間関係の悩みなど、心のガス抜きを行っています。また、「リーダー勉強会」として役割を持った方が集まり、役割の違いによる悩みや問題を共有、そして解決に結び付けるヒントを考えつつ、季節に応じた接客案内などを勉強し、リーダー育成に繋げています。このようにブラッシュアップをしながら、業務に興味を持ち、より良い環境が作れるように努めています。

関門海峡ミュージアムのスタッフ
北九州を代表する観光地「門司港レトロ」で働いてることがスタッフの誇りに
ースタッフの皆さんは仕事をする上で、どのような “思い” を大切にされていますか?
「思いをかたちにする」ということで、スタッフで考えた“ミッション”があります。これは心の柱、“しんばしら”になるもの。使命として、大切にしています。
仕事をしていくなかで、いろいろと壁にぶつかることもあると思います。その時に、このミッションを改めて思い出し、自分が成すべきことは何なのか立ち戻るものでもあります。