開園20周年「到津の森公園」に親子でお出かけ 園内に出現したあるものとは?

(アイキャッチ画像:『もりのいりぐち』)

長年にわたり北九州市民に愛されてきた動物園「到津の森公園」(小倉北区上到津4-1-8)が4月13日、開園20周年を迎えました。前身「到津遊園」の時代から振り返ると90年近くも市民に親しまれています。

年中四季折々の花が楽しめ、自然と動物とのふれあいはもちろん、飼育員をはじめスタッフの方々の創意工夫で、いつ来ても新鮮な気持ちで園内を楽しむことができます。そんな到津の森公園では今、開園20周年を迎えた記念に、園内のいたるところに『あるもの』が出現しています!親子でお出かけしてきました。

まずは『20周年フォトスポット』がお出迎え!

駐車場のある北ゲート入口から園内に入って、まず最初にお目見えするのがライオンのイラスト入りで「20th」と大きく書かれた「フォトスポット」。

手前の顔ハメパネルに顔をのぞかせ、記念撮影をすることができます。

ライオンはオスのリアンがモデルでしょうか。ひとしきり写真を撮ったあとは早速、娘の大好きなゾウのサリーとランのもとへ。

そこにあったのは…。

大きなゾウをかたどった木の彫刻!!!

よく見ると、ゾウの近くに展示されている、ご近所さんのチンパンジーやゴシキセイガイインコ、ワライカワセミの姿も。仲良く一緒に笑っています。

園内のあちこちに「木の動物たち」が出現!

他にも園内には至るところに、動物たちの木の彫刻が出現していました!

実はこれ、開園20周年を記念した企画、「到津の森公園開園20周年記念 到津の森と木の動物たち2022〜チェンソーカービング林隆雄展〜」。

チェンソーカービングとは、チェンソー(木を切る道具)だけで、木材(主に丸太)から、彫刻作品を制作するもの。

丸太からチェンソーだけを使って動物を生み出す、山口県在住のチェンソーアーティスト林隆雄さんの手によって、動物たちが丸太から飛び出してきました。木の動物たちは、園内の各所に展示されています。

こんなところにまで!?というような草の茂みにも動物が隠れているので探してみるのも楽しいですよ。

一番の見どころは『もりのいりぐち』

そして何と言っても一番の見どころは、南ゲート入口入ってすぐに展示されている作品『もりのいりぐち』。

到津の森公園の飼育員、中嶋さんが描いたイラストをもとに、林さんがこの企画のために彫り上げた大作です!

姿見の池前にドーン!と登場しています。その大きさにとにかく驚きます。

ちなみに私が個人的に一番好きだったのは姿見の池の動物たちです。

池の周りは綺麗な花々に囲まれていて、そんな中で到津遊園時代に人気だったカバさんがのんびりとしている姿にとても癒やされました。

開園20周年を記念したこの企画展は5月31日まで。到津の森公園の動物たちと今だけ会える木の動物たちに会いに足を運んでみてはいかがでしょうか。

詳細は「到津の森公園」ホームページで確認できます。

■イベント名/春の企画展「到津の森公園開園20周年記念 到津の森と木の動物たち2022〜チェンソーカービング 林隆雄展〜」
■日時・期間/2022年3月19日(土)〜5月31日(火)9:00〜17:00 ※5月3・4・5日は19:00まで開園
■開催場所/姿見の池周辺や園内各所
■参加費/無料 ※入園料は必要

※2022年4月22日現在の情報です

(ライター・谷川のぞみ)

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