「小倉昭和館」がクラウドファンディング 北九州国際映画祭までに再建目指す【北九州市小倉北区】

(アイキャッチ画像:焼失前の小倉昭和館)

2022年8月に北九州市小倉北区旦過地区で発生した火災により、創業83年の記念日を目前に焼失してしまった1939年(昭和14)創業の老舗映画館「小倉昭和館」。

今年12月に予定されている「北九州国際映画祭」に開館が間に合うよう、同じ場所での再建に向け、動き始めています。

現在、その再建費用の一部を募るクラウドファンディングのプロジェクトがCAMPFIRE」で行われています。

目標金額は3千万円 支援金は映画設備・備品の購入費に使用

全国的に映画館閉館のニュースが多く伝えられる中、火災で全てを失った『まちの小さな映画館』がゼロから再建を目指すのは非常に難しいことですが、「祖父が娯楽のない時代に『人々の喜ぶ顔が見たい』と家業とした映画館を、娯楽の多すぎるこの時代だからこそ同様に『人々の喜ぶ顔が見たい』と思い再建したいのです」と3代目館主の樋口智巳さんは言います。

目標金額は3千万円。クラウドファンディングで募った資金は、デジタル映写設備、35mm映写設備、スクリーン、音響装置、座席(135席)、舞台設備(スピーカー・マイクなど)、劇場内空調設備など、映画設備・備品の購入費に充てられるとのことです。

また、特製ポストカード・フォトブック・特製エコバッグ・小倉昭和館内覧会招待券・年間パスポートなど、支援金額に応じてリターンが用意されています。

クラウドファンディングプロジェクト「【小倉昭和館再建】~まちの小さな映画館、奇跡の復活を夢見て~」は4月30日まで。

プロジェクトページでは、小倉昭和館の歴史や館主の想い、応援団長のリリー・フランキーさんをはじめとする関係者からの応援メッセージなど、詳しい情報を見ることができます。

※2023年4月13日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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