【北九州市】令和3年の火災件数221件 出火原因1位は『たばこ』?

(アイキャッチ画像はイメージ<写真AC提供>)

北九州市消防局が令和3年(1月~12月)における火災の概要を1月7日に発表しました。

それによると、令和3年の火災件数は221件で、前年より27件(10.9%)減少。北九州市発足以降で最少件数となったとのことです。

市政発足以降で最少件数も死者数は変わらず

住宅火災は73件で、前年より14件(16.1%)の減少となっています。

火災による死者数は11人で、前年と同数。また、住宅火災による死者数は9人で、前年より1人増加しました。そのうちの6人が65歳以上の高齢者とのことです。

「火災件数は前年よりも減少し、市政発足以降で最少件数となりましたが、火災による死者数は減少しておらず、多くの尊い命が奪われています」と北九州市消防局。

出火原因の1位は「たばこ」

火災件数221件を出火原因別に見ると、1位は「たばこ」で31件(14.0%)。その後、「放火(疑い含む」29件(13.1%)、「たき火・火入れ」16件(7.2%)、「電気機器」16件(7.2%)、「電灯・電話等の配線」15件(6.8%)と続きます。

「ストーブ火災により亡くなる方が多くなっているため、ストーブの上や周囲には洗濯物を干さない、近くに燃えやすいものやスプレー缶製品を置かない、外出時や就寝時は使用しない等、ストーブの取り扱いには十分注意をしてください」とのことです。

まずは何よりも火災を起こさないことが重要ですが、北九州市消防局では、もしもの際に火災を早期に発見し、避難してもらうため、設置が義務化されている住宅用火災警報器の設置促進と定期的な点検、清掃、交換等の維持管理の啓発に努めているそう。「住宅用火災警報器の設置・交換の際は、家中に火災を一斉に知らせる無線式連動型の住宅用火災警報器を推奨しています」と言います。

※2022年1月11日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

関連記事一覧