
クラッシックを堪能!黒崎ひびしんホールで6月〜7月開催の注目公演3選【北九州市八幡西区】PR
(アイキャッチ画像:黒崎ひびしんホール)
文化・交流拠点の中核を担う黒崎ひびしんホール(北九州市八幡西区岸の浦2-1-1)は、<観やすさ><聴きやすさ><使いやすさ>を兼ね備えた文化施設。多様な演目に対応できる大ホールと、平土間、中舞台、オーケストラピット型の座席配置を備えた多目的ホールである中ホールがあります。
また、文化活動の発表にふさわしい晴れの舞台であると同時に、日常の練習や活動を支えるための練習場として地域に親しまれています。
同ホールでは、6月から7月にかけて一流アーティストによる豪華な公演が目白押し。今回はその中でも特に注目すべき3公演を紹介します。
華やかで情熱的なオペラの競演!小林沙羅&大西宇宙 デュオ・リサイタル <6月15日>
6月15日に、世界で活躍するソプラノ歌手・小林沙羅とバリトン歌手・大西宇宙による豪華なデュオ・リサイタルが開催されます。ピアノには、声楽界から絶大な信頼を寄せられる河原忠之が共演。オペラの名曲を中心に、心を揺さぶる歌声と迫力ある演奏を届けます。
世界を舞台に活躍する声楽家 小林沙羅(ソプラノ)
小林沙羅さんは、東京芸術大学及び同大学院修了後、ウィーンやローマで研鑽を積み、2012年にブルガリア国立歌劇場で欧州デビュー。以降、「フィガロの結婚」「カルメン」「ドン・ジョヴァンニ」など話題作に続々出演しました。ソリストとしてもマーラーやフォーレ作品で活躍。北九州でも数多くの公演に出演し、出光音楽賞など多数受賞しています。
卓越した歌唱力と演技力 大西宇宙(バリトン)
大西宇宙さんは、武蔵野音楽大学及び同大学院、ジュリアード音楽院を修了後、シカゴ・リリック歌劇場でデビュー。2019年、セイジオザワ松本フェスティバル「エフゲニー・オネーギン」で日本オペラ界に鮮烈デビュー以降、国内外で活躍。野村萬斎演出の「こうもり」、BCJ「魔笛」のパパゲーノ役でその卓越した歌唱力と演技力が絶賛されました。知性あふれるリサイタル構成も高評価を得ており、五島記念文化賞など多数受賞しています。
声楽を支えるスペシャリスト 河原忠之(ピアノ)
河原忠之さんは、日本を代表する評々たる評々たる歌手たちから共演者として抜群の信頼を得る、日本の歌を支える声楽のスペシャリスト。イタリアで培った繊細な音楽表現で高い評価を受けています。ピアニストとしてだけでなく、オペラの指揮やプロデュースも手がけ、「ラ・ボエーム」「愛の妙薬」など数多くの名作を演出。IL DEVUのメンバーとしても活躍し、教育者としても後進の指導に力を注いでいます。
開場は午後1時15分、開演は午後2時。全席指定で一般3000円、友の会2700円、U25:1000円で、当日券は300円増しです。
【ブログラム】
シューベルト:野ばら
シューベルト:アヴェ・マリア
シューマン:献呈
シュトラウス:万霊節
モーツアルト:オベラ『フィガロの結婚」より宇曲(ビアノゾロ)
モーツアルト:オベラ 『フィジロの結婚」より「恋とはどんなものかしら」
モーツアルト:オベラ『ドン・ジョヴァンニ」より「辺においで」
モーツァルト:オベラ『ドン・ジョヴァンニ」より「お手をどうぞ」
ロッシーニ:オベラ『セヴィリアの理髪師」より「俺は街の何でも屋」
プッチーニ:オベラ『ラ・ボエーム」より「私の名はミミ」
グノー:オベラ『ファウスト」より「祖国は離れる前に」
グノー:オベラ『ファウスト」より「宝石の歌」
ビゼー:オベラ『カルメン」第3幕への間奏曲(ビアノソロ)
ビゼー:オベラ『カルメン」より「何を恐れることがありましょう」
ビゼー:オベラ『カルメン」より「関牛士の歌」
レハール:メリーウィドウより「唇は語らずとも」
フレンチ・ピアニズムを体感!パスカル・ロジェ ピアノ・リサイタル<7月21日>
7月21には、フレンチ・ピアニズムの巨匠パスカル・ロジェが、ラヴェルとドビュッシーの名曲を披露。繊細で色彩感豊かな音色が、黒崎の夏を優雅に彩ります。
パスカル・ロジェ(ピアノ)
パリの音楽一家に生まれ、11歳の時にパリでデビュー。パリ国立高等音楽院を首席卒業後にジュリアス・カッチェンに師事、最も重要な影響を受けます。その後、1971年ロンニティポー国際コンクールで優勝。一躍脚光を浴び、国際舞台で精力的な活動を開始します。
それ以降、ほとんどすべての世界の主要なコンサートホールに登場し、名だたる指揮者と共演しています。また、17歳で名門ロンドン/デッカの専属アーティストとなり、2回のグラモフォン賞、ディスク大賞、エディソン賞等多くの賞を獲得しています。
毎シーズン、ヨーロッパ(ドイツ、オーストリア、スイス、イギリス、フィンランド)だけでなく、アメリカ、ニュージーランド、アジアでも年間50回以上のフランス音楽のコンサートを行い、特に日本では定期的に指導と演奏を行っています。
パスカル・ロジェは、新進気鋭の若い世代の芸術家への関心から、ジュネープ・ピアノ・コンクールでは審査委員長を務めたこともある。また、教育にも力を注いでおり、現在はロンドンのトリニティ・ラバン音楽院と王立音楽アカデミーの非常勤講師を務め、フランス、日本、アメリカ、イギリスで定期的にマスタークラスを開催しています。
開場は午後1時15分、開演は午後2時。全席指定で一般5000円、友の会4700円、U25 1500円、当日券は500円増しです。
【プログラム】
<第一部>
■ラヴェル
亡き王女のためのパヴァーヌ
鏡/蛾・悲しげな鳥たち・海原の小舟・道化師の朝の歌・鐘の谷
ソナチネ/第1楽章へ短調・第2楽章 変二長調・第3楽章 嬰へ短調
<第二部>
■ドビュッシー
前奏曲 第1巻
・デルフィの舞姫
・ヴェール(帆)
・野を渡る風
・夕べの大気に漂う音と香り
・アナカプリの丘・雪の上の足跡
・西風の見たもの
・亜麻色の髪の乙女
・とだえたセレナード
・沈める寺
・パックの踊り
・ミンストレル
地元で楽しむ音楽の学びと演奏体験 ―「新きたきゅう音楽塾in黒崎」/6月3日
「新きたきゅう音楽塾」は、地元で活躍する講師による、ジャンル豊かな音楽解説と生演奏が楽しめるワンコインの音楽講座です。「塾」という名ながら、堅苦しさは一切なく、音楽を気軽に楽しみながら学べるコンサート形式のイベントです。
第104回は6月3日開催は、「弦楽で来る、清澄なるフルートの調べ」と題し、フルートと弦楽器のアンサンブルによる清らかな音色を届けます。出演は籾山仁美(Fl)、上野美科(Vla)、小島薰子(Vn)、宮本百合子(Vc)。
開場は午後12時半、開演は午後1時で終演は午後2時半を予定。参加費は500円で、電話もしくは窓口での申し込み、当日参加も可能です。
また、8月には特別公演「白川憂里亜:ソプラノ・リサイタル」も予定されています。
クラシック音楽の魅力を、身近なホールで深く味わうひととき
黒崎ひびしんホールでは、世界で活躍する一流アーティストたちの公演が続々と開催され、地元にいながらハイレベルのクラシック音楽を体感できる貴重な機会がたくさんです。6月〜7月の情熱的な声楽デュオから繊細なフレンチ・ピアニズム、さらに地域密着型の音楽塾までのラインナップを紹介しました。
初心者から愛好家まで、誰もが気軽に楽しめる公演ばかりのこの機会をお見逃しなく。
各イベントの詳細は黒崎ひびしんホールのホームページで確認できます。
<提供:黒崎ひびしんホール>