• HOME
  • 記事
  • グルメ
  • 「ハーブカフェ poca poco」の<身体を整える野菜スープランチ>を食べてみた【北九州市門司区】

「ハーブカフェ poca poco」の<身体を整える野菜スープランチ>を食べてみた【北九州市門司区】

(アイキャッチ画像:野菜スープランチ)

「ハーブカフェpoca poco」はJR門司港駅より徒歩約10分、門司港の路地裏にあるカフェ。「みなさんが笑顔になるために」をコンセプトに28種類のオーガニックハーブティーと、体にやさしいスイーツを提供しています。

11月から季節限定で「身体を整える野菜スープランチ」を始めたと聞いて訪問しました。

野菜スープランチ、はじめました

訪問した日は、これまでの暑さから一遍、空気がひんやりと感じられる11月らしい気温でした。そんな日は、あたたかいスープがぴったり。同店のスープは、オーナー山下さんのお父さまが営んでいる「Akio農園」の無農薬野菜が主役の身体に優しいスープとのことでした。

この日のスープは、さつまいもやきのこ、にんじん、玉ねぎ、黒豆枝豆の入った豆乳仕立てのスープ。程よい大きさのごろごろお野菜は食べ応えがあり、<食べるスープ>といった感じです。

新米で炊いたおにぎりとパン、お野菜のお惣菜が添えられています。その日の気候や季節にあわせたハーブティーがセットになっているのも嬉しいポイント。

北九州市内某所にある「Akio農園」は無農薬で安全に食べられる野菜作りをモットーに、虫除けには酢やトウガラシを使うほか、コンポストを利用した手作り肥料を活用するなど、野菜自身の力を最大限にひきだす農法で育てているそうです。

(提供:ハーブカフェ poca poco)

スープランチに付いているおにぎりに使用するお米も、Akio農園でとれたもの。野菜はもちろんですが、お米の美味しさにも定評があり、新米の販売を毎年楽しみにしているお客さんも多いのだとか。

身体を整える、野菜スープ

今回、野菜スープランチをはじめようと思ったきっかけなどについて、山下さんに話を聞きました。

「現代社会は、飽食の時代。カロリーの高い、贅沢な食事が常になっている時代。野菜不足や体調不良を感じている方が多いのでは。薬膳の世界では、野菜は薬と同じ役目を担っていて、スープにすることで、野菜のもつ様々な栄養素を取り逃がすことなくいただけ、そのうえ消化に優しい!それがスープの良いところ」と笑顔でスープ愛を語る山下さん。

若い頃から、さまざまな国や町を旅したり、海外で暮らす機会も多かったといい、スペインやカナダで暮らしていた頃は、風邪をひいた時などに、日本でいうところの「お粥」のようなかんじで食べていたそう。

「スペインでは、ガーリックやオニオンを使ったスープが主流で、アメリカやカナダでは、鶏のだし汁がベースの野菜スープ。台湾の友人が作るスープは、生姜やナツメが入っていたり、ベースは同じ鶏のだし汁でも、加えるハーブやスパイスが変わると、ガラっと表情が変わって、その国や土地のカラーがでるのもスープの魅力!」と、スープ愛はとまりません。


スープもハーブティ―も、1つ1つの食材がもつ効能をバランスよく組合せて、1つのものを作る。季節や体調に合わせて食材を選ぶ。山下さんの話を聞き、スープとハーブティーなんだか似ているなと感じた筆者でした。これから、農園の季節の野菜にあわせて、どんなスープが産みだされるのか楽しみですね。

身体にやさしいsweetsも

カウンターの上にあるケーキスタンドに飾られているケーキが美味しそうで、食後に注文しました。

この日のsweetsはAkio農園で採れたにんじんを使ったキャロットケーキ。「できるだけ自然の恵みを活かして身体にやさしいものでみなさんに喜んでいただきたい」そんな山下さんの思いがこもった、心も身体も喜ぶ味でした。

同店は「ギャラリーgarland」内に併設されており、アートな時が過ごせるのも魅力です。

なお、野菜スープランチは今のところ限定5食、予約優先とのことでした。最新情報は同店のInstagramで確認できます。

■住所/北九州市門司区清滝4-4-6
■営業時間/11:00~17:00
■営業日/水・金・土・日・祝日
■駐車場/近隣に有料パーキングあり

※2023年12月2日現在の情報です

(ライター・kohalu.7)

関連記事一覧