梅雨を前に「昭和町雨水貯留管」完成 25mプール26杯分の雨水を貯める【北九州市小倉北区】
北九州市は5月17日、小倉都心部の豪雨対策として進められてきた「昭和町雨水貯留管」が完成したことを発表しました。
昭和町雨水貯留管は地下にある構造物のため市民が実際に見ることはできませんが、地上のマンホール蓋は小倉北区・白銀中学校の生徒が美術の授業でデザインしたものとなっています。
大雨時に雨水を一時的に貯める
昭和町雨水貯留管の整備事業は、過去の豪雨によって浸水被害が発生した小倉北区昭和町他の被害軽減を目的に計画。今回、整備が完了がされたことで、大雨時に雨水を一時的に貯めることができるようになりました。
今回の事業では、既存の下水道管の能力を超えた雨水貯留管を地下に整備し、必要な場所に貯留管へ雨水を取り込むための分水施設を設置。雨水貯留管の内径は3メートル・延べ1467メートルで、25メートルプール26杯分に相当するそうです。
今年の梅雨の時期を前に、既存下水道管の能力不足解消が期待されます。
※2024年5月23日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)