たこ焼き6個200円 キッチンカーで焼きたてを提供「たこQ」【北九州市八幡西区】
八幡西区下上津役の「筑後屋 下上津役店」にキッチンカーで出店している「たこQ」。今の場所への出店し、丸1年を迎えました。
昔ながらのたこ焼き屋さんで、『たこ焼き』の提灯を掲げた軽トラックが目印です。
独学で始めたたこ焼き ネギは自家栽培
「筑後屋 下上津役店」での出店は1年ですが、実は創業16年だという「たこQ」。「夫婦2人でできる商売を…」と店主の宮脇さんが考えていた時に、ふと『たこ焼き‼︎』と天からのお告げがあったそうです。そこから車に鉄板を乗せる改造をし、独学で始めたたこ焼き。ネギは栽培からしていると言います。
最初に出店をさせてほしいと門を叩いたのは、サンクの直方店だったそうです。そこからの紹介で、サンクの穴生店、企救丘店、北方店と北九州市内にも出店してきました。小学校のフェスタや企業のお祭りへの出店のお手伝いをさせてもらったこともあるそうです。
新型コロナ、スーパー統合で出店場所の確保が困難に
順調に出店場所が広がっていくかと思われましたが、新型コロナの影響、そしてサンクとサンリブとの統合により、サンクへの出店ができなくなってしまいました。
そんな折、筑後屋の社長と話をする機会があり、『一緒にやりましょう』と言ってもらったのがきっかけとなって、再び出店の機会に恵まれました。
春になると、「筑後屋 下上津役店」の目の前を流れる金山川沿いの桜が美しく咲き誇るので、たこ焼き片手にお花見というのも楽しそう!
創業以来一度も値上げなし 6個200円、12個400円
「たこQ」では、創業から一度も値上げをせず、昔ながらのまん丸のたこ焼きは6個200円、12個400円とリーズナブルな価格設定。あえて、たこ焼き以外のものは販売せずに、たこ焼き一筋というこだわりぶりです。
具材は、タコはもちろん、自家製ネギと紅ショウガ、天かすとシンプル。独学で始めたので「なぜ暑い夏には生地が膨らみにくいのか」と最初は苦労したそうですが、試行錯誤を重ねつつたどり着いたのは、外はカリッと中はトロッと焼かれたたこ焼き。その上には、ソースと青のりがたっぷりとかかっています。
熱々の焼きたてがやはり一番オススメとのこと。時間が経ったものは提供しないというこだわりを持ち、常連の人も久しぶりの人も初めての人にも残念がないように心掛けているそうです。
「6個入りは子どもたちが100円ずつ出し合って2人で3個ずつ食べている姿も見かけますよ」と笑顔で話す宮脇さん。「子どもたちのお小遣いでも食べられるように…」という店主夫妻の優しさが、値上げできない理由の一つになっているようです。
現在65才の店主は70才までは元気でお店をすることが目標だそう。「お客様からの美味しかったからまた来たよーの言葉が何よりの嬉しい」ことだと話してくれました。
■住所/北九州市八幡西区下上津役4-19-24 「筑後屋 下上津役店」駐車場敷地内
■営業日時/日曜、祝日(土曜以外)の10:00頃~17:00頃 ※売り切れ次第終了
※2023年1月26日現在の情報です
(ライター・KUMI)