「門司港レトロひな祭り」展示会場『三宜楼』に親子でお出かけ♪【北九州市門司区】
3月3日はひな祭り。門司港レトロ地区では、3月5日まで「門司港レトロ ひな祭り」が開催されています。歴史的建造物やレトロな雰囲気の栄町銀天街など地区のいたるところにひな飾りが展示されています。
今回は会場の1つ、「三宜楼(さんきろう)」に親子でお出かけしてきました♪
明治〜平成のひな人形を門司港レトロ各所で展示
「門司港ひな祭り」は、明治・大正・昭和・平成、各時代のひな人形を趣きのある建物とともに巡ることができる門司港の恒例イベントです。
展示場所は、レトロ地区の各施設や栄町銀天街など10か所以上。
今回訪れたのは、そのうちの1つ、「三宜楼」です。
おひな様はもちろん下地窓や欄間などの意匠も見どころ「三宜楼」
明治から昭和初期にかけ、貿易港及び国際航路の拠点として繁栄した門司港。
その栄華を今に伝えるのが料亭「三宜楼」です。石垣の上に建つ木造3階建て(昭和6年築造)の料亭で、現存する料亭建屋としては九州最大級です。
玄関を入るとすぐにおひな様がお出迎えしてくれました。
ひな人形だけでなく、建物のいたるところに散りばめられた下地窓や欄間などの意匠も見どころです。
趣きのある長廊下の先にも7段飾りのひな人形が…。
ふぐに乗ったおひな様もいました。
歴史的建造物としても価値が高い大広間「百畳間」では「御殿飾り雛」を展示
続いては、階段を上って2階の「大広間」に向かいます。
能舞台も合わせると80畳ともなる「百畳間」と呼ばれる大広間。特徴的な天井やシャンデリアなどいたるところに贅をこらした意匠が施されています。
この大広間に展示されていたひな人形がこちらの「御殿飾り雛」。
明治、大正、昭和の中期以前まで、このような御殿飾り雛が主流をなしていたそうです。
こちらも「御殿飾り雛」。三宜楼では、こうした大正、昭和時代のひな人形が展示されていました。
珍しい御殿つきのひな人形を娘も興味深そうに見つめていました。
こちらは3階「俳句の間」にあったひな人形。
こんなところにもおひな様!
さて、階段を降りようとすると…。
あれ、こんなところにもおひな様が!
階段の上の小さな空間にもおひな様が飾られていました。
いろいろなおひな様を見ることができて大満足でした!
歴史的建造物とそれぞれの時代を反映したひな飾りを見ることで、その時代にタイムトリップしたような気分を味わえました。
詳細は「門司港レトロインフォメーション」ウェブサイトで見ることができます。
■所在地/北九州市門司区清滝3-6-8
■開館時間/10:00~17:00
■休業日/月曜(祝祭日の場合は翌日)
■入場料/無料
■駐車場/なし
※2023年3月3日現在の情報です
(ライター・谷川のぞみ)