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「小倉城竹あかり」が昨年創設されたアワードで環境部門優秀賞を受賞【北九州市小倉北区】

(アイキャッチ画像:今年開催された「小倉城竹あかり」の様子)

一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローとぴあ株式会社による「International Illumination Award (IIA)2024」の環境部門優秀賞に「小倉城竹あかり」が選定されました。

小倉城竹あかりは今年9月、「日本夜景遺産」に認定。今回はそれに続く栄誉と言えそうです。

環境問題に対して先進的な取り組みを評価

「IIA 2024」は、日本のイルミネーション文化そのものを新たな価値として世界へ向けて発信することを目的に、昨年創設されたアワード。

日本のイルミネーションは電球による装飾やイベントを意味する場合がほとんどですが、海外では都市の夜間景観づくりも含めた幅広い意味を持っているといいます。

新たにスタートした同アワードでも、幅広い意味として捉えることに挑戦しているそうです。

「小倉城竹あかり」が選出された環境部門は、イルミネーション業界で環境問題に対して先進的な取り組みを評価。サステナブルや省エネルギーなどの技術的評価、観光施設やイベント主催者だけではなく、明かりに携わる自治体や企業も含まれています。

市民が主体&放置竹林の啓発

(画像:今年開催された「小倉城竹あかり」の様子)

「小倉城竹あかり」の魅力は何と言っても、3万個の竹灯籠が小倉城を包み込む圧巻の眺め。北九州市の晩秋を彩る一大イベントとなっており、例年5万人を超える観光客が訪れています。

そして、竹の伐採や竹灯篭の製作・設置、着火作業を市民ボランティアが行っており、市民が主体となって作り上げているイベントでもあります。

放置竹林の啓発としての面も持ち合わせているイベントの側面も。「小倉城竹あかり」は「竹害から竹財へ」を掲げ、竹林被害のある山林の竹を積極的に伐採して、竹灯籠を作成しています。

加えて、街の賑わいづくりに利用した竹灯籠は、竹炭や肥料として再資源化されます。

※2024年12月1日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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