アミュプラザ小倉で「こくら地酒マルシェ」初開催 駅前で気軽に“角打ち”体験
4月9日(金)~11日(日)、「アミュプラザ小倉」東館3階入口横特設会場(北九州市小倉北区浅野)で、「こくら地酒マルシェ」が開催されます。
北九州発祥の「角打ち」(酒屋の店先でお酒を飲むこと)を気軽に駅前で楽しめるイベントです。イベントを主催する「林田酒店」(小倉北区京町)の専務・林田直子さんに話を聞きました。
“角打ち”と「林龍平酒造場」の新酒を味わってほしい
JR小倉駅から徒歩5分の場所に位置する「林田酒店」。“角打ち”できる酒屋としても知られ、コロナ禍前は角打ち体験を楽しむ国内外の旅行者たちが集ったり、震災復興を支援する角打ちイベントを実施したり、角打ちの可能性を信じ、角打ちの魅力も発信し続けてきました。
また、天保8(1837)年創業の「林龍平酒造場」(京都郡みやこ町)とは縁戚関係にあり、蔵元のアンテナショップとして、地酒「九州菊(くすぎく)」や「残心」など、「林龍平酒造場」で造られるお酒(日本酒・焼酎)全種類を北九州市内で唯一揃える同店。その年に「林龍平酒造場」で製造された新酒の販売もいち早く行っています。
「角打ち」と「林龍平酒造場」のお酒を多くの人に気軽に楽しんでもらいたいという思いから、今回のイベント「こくら地酒マルシェ」を企画したと林田さん。「特に今年新型コロナの影響で蔵開きができなかった林龍平酒造場の新酒を味わってほしい」と言い、本来であれば蔵開きだけ登場する限定酒も「こくら地酒マルシェ」に登場するとのことです。
つる平やグランダジュール、ごとう醤油が手掛けるイベント限定商品も登場
イベント会場には、カウンターテーブルで四角く囲んだ“角打ち”スペースが登場。毎年3月に行われるできたての新酒や樽酒、「袋吊り無濾過生酒」などレアなお酒も含む10種類以上の「林龍平酒造場」の日本酒を1杯400円から味わうことができます。蔵元の人や利酒師らカウンターの中にいるスタッフにお酒のことを教えてもらいながら選ぶことができるので、あまり日本酒に詳しくないという人も安心です。飲めない人向けにノンアルコールの「甘酒」、「最初の1杯はビールがいい」という人のためにクラフトビール「銀河鉄道999メーテルのヴァイツェン」も用意されています。
「パっと飲んでパっと帰るのが“角打ち”。新型コロナ感染予防のためにも長居するのではなく、“ドリンクスルー”のような形で日本酒を楽しんでもらいたい」(林田さん)。
また、このイベントのために作られた限定商品も販売。老舗製菓店「つる平」からは酒粕を練った生地で生酒に漬けこんだラムレーズンとあんを包んだ「酒饅頭『鶴と龍』」、パティスリー「グランダジュール」からは酒粕ホワイトチョコや焼酎ボンボンなどの「酒ショコラ」、1913(大正2)年創業の「ごとう醤油」からはクリームチーズに酒粕を練り込んだ「酒粕クリームチーズディップ」(プレーン・ナッツ・ブラックペッパーの3種)、「瑠璃ズキッチン」からは「酒粕あんぱん」が登場します。さらに、おつまみとして小倉名物「小倉カナッペ」(小倉かまぼこ)も販売されるとのことです。
4月10日に開催される「小倉十日ゑびす祭(宝恵かご道中)」にちなみ、小倉駅で「小倉十日ゑびす締め」の打ち込みが行われる時間帯には、お酒と甘酒の振る舞いもあるそうです。
「こくら地酒マルシェ」の開催日時は、4月9日午後4時~午後8時、10日午前11時~午後8時、11日午前11時~午後7時。問い合わせは、林田酒店(TEL093-521-2368)へ。
(北九州ノコト編集部)