
収益は北九州市の<希望のまちプロジェクト>へ!「東八幡キリスト教会バザー」に行ってみた【北九州市八幡東区】
(アイキャッチ画像:「東八幡キリスト教会」バザーの様子)
オークションは大盛り上がり 待てば値下げも?
開場から1時間経過すると、今度は会堂奥で奥田牧師がマイクを握り、オークションが始まりました。

チェコやバカラのグラス、革製バッグ、ダイヤモンドの指輪、フォトフレーム、陶器の雛人形、ダウンジャケット、皿のセット、コンサートライト、香水、時計に美顔器までオークションが登場。
奥田牧師がそれぞれ500円~1000円ほどの開始価格を付け、会場の声を聞いて落札価格を決めます。見知った人には「〇〇さん、買わない?」と直接声が掛かり、会場が笑いに包まれる場面もこの教会ならではです。

この日、最高落札価格となったのは0.1カラットのダイヤの指輪で、5000円で買い取られることになりました。
また、午前11時には値札の価格で販売されていた品々も、正午には古着が袋に詰め放題で100円~500円、午後2時頃には雑貨が半額。

終了時刻である午後3時の10分前には手作り品以外が袋詰め放題で100円と、徐々に値下げが宣言されました。
参加者とプロジェクトを繋ぐバザー
今年度のバザーの収益は、北九州市で奥田牧師らが進めている、さまざまな機能を持った複合型社会福祉施設を建設し、そこを拠点にコンセプトとしての「まち」を拡げていきたいとする<希望のまちプロジェクト>のために用いられるそうです。

奥田牧師は元々関西出身で、北九州市への本格的な関わりはこの教会に赴任してからだそうです。また、NPO法人「抱樸」の理事長として長らくホームレス支援にも携わっています。

バザー収益は例年、障がい者福祉施設等に寄贈され、奥田牧師によると「このバザーには参加者と支援現場を繋ぐハブ(集約点)の機能がある。バザーによって北九州を盛り上げたいと」と想いを語ります。
また、教会員の1人である新谷春陽さんは近所に住む大学生で、バザー実行への参加は去年に続き2回目。

新谷さんは「普段はこの教会に来てくれない人たちが、バザーに訪ねてくれるのが嬉しい。クリスチャンだけでなく、<全ての人のための教会になる>という、この教会の理念の実現の為にバザーの意義がある」と話してれました。
