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【北九州市】2025年に最も注目された『公園』は? 第1位は<有名な梅の名所>!

(アイキャッチ画像:「三岳梅林公園」2024年の様子)

5位:曽根干潟観察公園(小倉南区)

静かにゆったりと自然のエネルギーを感じられる、北九州市内の絶景スポット「曽根干潟観察公園」に行きました。

公園にはバリアフリーのスロープと手すりがあり、よく整備された緑地帯に入ると色々な木々が目を楽しませてくれます。子どもが楽しめるすべり台もありました。

小高い丘を登ると一気に視界が開け、海と空がいっぱいに目に飛び込んできます。これには筆者も「おっほほぉ~!」と声が出るほど、テンションが上がりました。

そしてここは、ただの公園ではありません。観察デッキからは、珍しい生き物たちに出会えるチャンスもあります。

生きた化石の「カブトガニ」やユニークなハサミがキュートな「ハクセンシオマネキ」、「トビハゼ」、絶滅の恐れがある「ズグロカモメ」をはじめ、「コアジサシ」や「ツクシガモ」などの渡り鳥、他にもたくさんの貴重な生き物の宝庫なのです。

生きた化石「カブトガニ」に出会うためには、産卵期である7月〜8月頃に最も観察できる可能性が高まるそうです。

曽根干潟観察公園の近くには、事前学習にもぴったりな「曽根干潟・カブトガニ自慢館」があります。ここは、生きているカブトガニの展示をはじめ、曽根干潟の環境や生物について学べる施設です。

公園を訪れる前後に立ち寄れば、干潟での発見がもっと楽しくなりますよ。

また、翌日の「日の出」の時間に再訪問してみると、素晴らしい朝焼けにも恵まれ、厳かな雰囲気でした。

4位:城野遺跡公園(小倉南区)

JR城野駅の裏手に位置する「城野遺跡公園」。北九州市の貴重な遺跡である「城野遺跡」のうち、特に重要とされる方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)の周辺を整備してつくられた公園です。

城野遺跡は、今から1800年くらい前の弥生時代の終わりごろの遺跡です。

ここでは、九州で最大規模という当時のリーダーらのお墓「方形周溝墓」や、水晶などを加工した作業場「玉作り工房」の跡が発見されています。

公園の一番奥は、地面も真新しくきれいに整備され、四方をチェーンで囲った中に方形周溝墓の復元展示がされていました。

いずれの石棺にも赤色顔料が厚く塗られ、そのうちの1基には線模様画が描かれていたそうで、レプリカも赤く塗られていました。

箱式石棺については平成26年2月に移築保存を実施し、平成28年11月より北九州市立埋蔵文化財センターで移築展示を行っているそうです。

他に、城野遺跡と西日本の主要な弥生遺跡の位置関係を示す「青銅製の方位盤」が設置されていました。

奈良県にある「纏向遺跡(まきむくいせき)」や佐賀県の「吉野ヶ里遺跡」といった著名な遺跡、「西谷墳墓群(にしだにふんぼぐん)」や「楯築遺跡(たてつきいせき)」といった特徴的な墓を有する遺跡など、城野遺跡と関係が深いと考えられる遺跡が書かれています。

「城野遺跡公園」は、小規模で子どもが遊べるような遊具はありません。

しかし、ベンチや東屋があり、きれいに整備されているので、散歩など訪れる地域の人々や駅を利用する学生が休憩できるような“憩いの場”になっているようでした。

3位:菅原公園(戸畑区)

北九州市戸畑区の天籟寺(てんらいじ)通りの天籟寺二丁目交差点を菅原2号線に入り山手へと進むと、右手に学問の神菅原道真公を祀る「菅原神社」が姿をあらわします。

そのすぐ左側に、今回紹介する「菅原公園」があります。

公園に入るとすぐ、神園記念碑と城址碑、そしてお墓が並んでいます。

園内を見渡すと、ところどころに乱積みの石垣。平坦な曲輪(くるわ)と思われるスペースも残っており、まるで小さな城跡のようです。

石垣は大人の背丈よりも高い部分もあり、当時の城の面影を感じさせます。

平坦な曲輪のような広がりのある場所には、すべり台付きの複合遊具が1基。動物のスプリング遊具が1つ。

その他に特徴的なのは3ヶ所に配置されたコンクリート製の不思議な形状のオブジェ。

筆者が高さがある方に試しに座ってみると、目の前には菅原神社の鳥居と戸畑の街を見渡す景色が広がりました。どうやら “眺めるためのベンチ”にぴったり。

特に夕暮れ時には夕日がきれいに見え、ベストポジションになりそうです。

2位:富野台北公園(小倉北区)

小倉北区富野の住宅地にある「富野台北公園」。

あまり広くないですが、高台にあるので小倉の街全体を眺めることができます。

北九州市をモデルとしたアニメ「メカウデ」にも登場し、そのロケ地マップにも掲載されている公園です。

坂の上にあり、近くまで自転車で行ってみましたが、かなり長い坂だったので、途中で降りて歩いて行きました。

坂を歩いて登ると、途中で海が見えてきます。公園のフェンスが見えたかと思うと、その向こう側に小倉の街全体を眺められるほどの景色が広がっていました。

小倉北区と門司区の境にあり、小倉駅方面から関門橋まで広く景色を楽しむことができます。

アニメ「メカウデ」の第3話に登場する同公園。作中でも、アニメで登場する“キタカガミ市”を見渡せる丘の上として出てくるそうです。

公園内には、2つ対称についている滑り台と鉄棒がありました。

公園の中から海の方を見ると、さらに近くはっきりと景色が楽しめます。

工場地帯や小倉駅近くの高いビル、関門橋などが一望できて、とても感動しました。夕焼けや夜景も綺麗に見えるそうですよ。

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