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いのちのたび博物館を90分で満喫<常設展モデルコース徹底ガイド> スタッフ厳選!マニアックな見どころ5選は?【北九州市】
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(アイキャッチ画像:「スピノサウルス(Courtesy of The University of Chicago)」の全身骨格)

北九州市八幡東区にある恐竜や人類の歴史を一度に体感できる施設、北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)

圧倒的な展示規模を誇る一方で、「広すぎて、どこから見ればいいのか分からない」「限られた時間で満足できるのか不安」といった声も少なくありません。

そこで今回は、いのちのたび博物館の田平直幸さんの解説付きで、初めての来館におすすめの<常設展示モデルコース約90分>を実際に見て回りました。

あわせて、<お急ぎ時短コース>や<じっくり長時間コース>の楽しみ方も紹介します。

時間が分かれば、博物館体験はもっと楽しくなる──。自分の予定に合わせて巡る、“いのちのたび”へ出かけてみませんか。

西日本最大級の総合博物館「いのちのたび博物館」

北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)は、今年開館から24年目を迎える自然史と歴史の総合博物館です。展示面積は約6200平方メートル、延床面積は約1万7000平方メートルと、国内でもトップクラスの規模を誇ります。

展示資料は約9500点、収蔵資料は86万点以上にのぼり、「自然と人間の関わりを考える共生博物館」を理念に、地球の誕生から現代に至るまで、生命の進化と人類の営みを一本の“旅”として体感できます。

2022年度の20周年リニューアル以降も展示数は増え続けており、リピートして訪れても、訪れるたびに新しい発見がある点も魅力のひとつです。

常設展示は、大きく分けて1階を中心とした「自然史ゾーン」と、3階の「歴史ゾーン」の2つで構成。どちらも、学術的な裏付けを大切にしながら、光・音・映像・体験展示を取り入れ、「学ぶ」と「感じる」が自然に融合した展示構成になっているのが、この博物館の特徴です。

初来館にぴったり!常設展示モデルコース(見学目安90分)

田平さんによると、来館者の約半分が初めて来館する人。「館内には決められた順路がなく自由に見て回れるようになっています。標準的なコースがあった方が満足度も高いですよね」と話します。

そこで今回教えてもらったのが、約8000点の展示がある「自然史ゾーン」を約60分、北九州の人々の暮らしを知る「歴史ゾーン」を約30分でそれぞれ回る、見学時間90分が目安の常設展示モデルコースです。

「ギガノトサウルス(協力:国立科学博物館)」

展示室に入ってまず迎えてくれるのが、入口から先まで約100m続く「アースモール」。巨大な恐竜骨格が並ぶ圧巻の空間で、カンブリア紀から新生代まで、約5億年の生命史を“歩いて”体感できます。

田平さんは、「一歩進むごとに、約500万年を進む計算になります。古生代から中世代、中世代から新生代に上る階段では、それまで生きていた生物の大半が絶滅したとも言われているんですよ」と教えてくれます。

生命の誕生と進化<アースモール 古生代>

まず登場するのが、20億年とも30億年以上前とも途方もない大昔に、酸素を作り出したと言われている「ストロマトライト」。“命の始まり”とされています。

続いて、古生代に生きた開長70センチもある巨大昆虫、トンボの仲間「メガニューラ」。酸素濃度が高かったことや、食べ物が豊富だったことが巨大化の要因と言われており、ここではその復元模型が展示されています。

「オルサカンサス」は古生代のサメの仲間で、頭の後方に太く大きな棘を持つのが特徴。この標本は、本種としては世界最大級で実物だそうです。

圧倒的な恐竜骨格標本!<アースモール 中生代>

中生代エリアには、「ティラノサウルス」の全身骨格標本や、全長約35mの「ディプロドクス」国内で唯一全身骨格標本が展示されている「マジュンガサウルス」など、圧倒的な恐竜骨格標本が並びます。

田平さんは、「35mというと、学校の体育館くらいの大きさなんですよ」と、そのスケールの大きさを教えてくれます。

また、大型肉食恐竜「ギガノトサウルス」をはじめ、白亜紀の海の頂点捕食者「モササウルス」の頭骨、草食恐竜の代表「トリケラトプス」も展示されています。

「ギガノトサウルス(協力:国立科学博物館)」

さらに、2022年度のリニューアルで加わった「スピノサウルス」の全身骨格標本は必見。

「スピノサウルス(Courtesy of The University of Chicago)」

全長約15mで、最新研究では、水辺で生活していたことが分かり、その研究に基づき、足元が水かき状に復元されています。

現在、スピノサウルスの全身骨格標本の常設展示としては、日本に2ケ所しかない貴重な展示です。

太古の北部九州を体現!<エンバイラマ館>

モデルコースで絶対に外せないのが、エンバイラマ館「白亜紀ゾーン」のジオラマ

アースモールからトンネルを抜けた先では、約1億数千万年前の北部九州を再現し、光・音・風による約8分間の演出で、太古の一夜を体感できます。

演出に合わせ、首の長い「マメンチサウルス」や翼竜「ズンガリプテルス」、「ヴェロキラプトル」「ワキノサトウリュウ」のロボット恐竜が動き、まるで恐竜の生きていた時代にタイムスリップしたような没入感があります。

田平さんは、「テーマパークのファンタジーとは違い、学術的に再現されたジオラマで、来館したら必ず体感してほしいですね」と語ります。

恐竜の羽毛表現など、最新研究に合わせて展示が進化し続けている点も、リピーターに支持される理由です。

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