小倉北区京町にセルフ写真館「スタジオ・キューブ」オープン 15分間撮り放題
リモコンを持っ
そんなセルフ写真館の新しいお店「Studio CUBE(スタジオ・キューブ)」が、小倉北区京町に11月12日オープンしました。
15分撮り放題で撮影データは全てもらえる
チャチャタウン小倉から徒歩数分の場所に今回オープンした「Studio CUBE」は、時間貸し切り&予約制。背景と構図を決めたら、スタッフが一眼レフカメラとライティングを調整してくれます。その後、15分撮り放題で撮影データは全て渡してもらえます。
自分のタイミングで自由に写真を撮れるので、人目を気にせず、自分のペース・スタイルですきなだけ撮影が可能。「カメラマンがいると緊張する・恥ずかしい」「知らない人がいると子どもが泣いてしまう」という人も、自分たちしかいない空間だったらリラックスして撮影できます。
「小倉にセルフ写真館が無いなら自分で作ろう」
「Studio CUBE」オーナーの水江さん自身が2児の母ということもあり、これまでも子どもの記念写真を撮る機会が何度かあったそう。しかし、写真館だとキレイな写真は撮ってもらえるものの値段が高く、基本データがもらえなかったり、長時間待っていざ撮影となった時に子どもの機嫌が悪く結局その日は諦めたり、あまり笑ってない写真で妥協したりといった経験をしてきたと言います。
子どもたちは親である水江さんの前では最高の笑顔を見せてくれます。水江さん自身が若い頃専門学校で写真を勉強していたこともあり、機材と場所さえあれば自分で撮るのにな、と常々感じていたとのこと。
そんな時、「セルフ写真館」というスタイルを知り、「これだ!私がずっとあったらいいなと思っていたのはこういう場所だ」と思ったそうです。ただ、調べてみても小倉には無く、「私と同じように思っているお父さんお母さんは絶対たくさんいるはず。無いなら自分で作ろう」と、友人と一緒にお店の内装から全て自分たちの手で作り上げたと言います。
どんな年齢・目的の人にも来てもらえる場所に
東京などではセルフ写真館といえばSNS映え写真を狙った若い女性がメインターゲットのようですが、「スタジオ・キューブ」はSNS映え写真を撮りたい人はもちろん、どんな年齢・目的の人でも気軽に来てもらえるようなお店にしたいそう。
「子どもや家族と」「成人式の後に友達と」「記念日に恋人と」撮りたい人、1人で宣材写真やアーティスト写真を撮りたい人、コスプレイヤーの人など、それぞれ自由に写真撮影を楽しんでもらいたいと話す水江さん。「先日は店先を通りかかったご老人に『遺影用の写真はおいくらなの?』と聞かれました」とも教えてくれました。
来るたびに違った楽しみ方ができるよう、来年からは毎月「イベントウィーク」を設けて、1月は成人式やお正月、2月はバレンタイン、3月は桜というように季節に合ったイベント背景を月ごとに用意する予定。「誰でも気軽にお友達や家族とその時々の思い出を残せる場所にできたら…」と、イベントウィークではない今月もクリスマスツリーや小道具が用意されています。
撮影のコツは「事前のイメージ」
オープンから約1カ月が過ぎ、実際に利用した人がどのような感じだったのか尋ねたところ、「自撮りに慣れている若い人はサクサクポーズを取れますが、そうでない場合はやはり最初は難しいという声が多い」と水江さん。
従来の写真館ではカメラマンに言われた通りに動いて受動的に撮られるのに対し、セルフ写真館では自分でどういう写真を撮りたいか主体的に考えて、動いて、撮影しなければいけないので最初はどうしても戸惑う人も。
それでもネットで自撮り写真のポーズを検索して真似するなど、いろいろ試して大笑いしながら撮影しているうちに段々楽しくなってきて、最後には「また来ます」と帰って行くそう。時間内にうまく撮影するには、どういう写真を撮りたいか、来店前にある程度考えておくのがオススメとのことです。
思いもよらない子どもたちの表情を引き出せることも
また、子ども連れの場合はカメラマンがいない分、子どもたちが緊張感なく自然体なのはいいのですが、自由気まますぎて大暴れしてちゃんとした写真が撮れなかったりということも。それもセルフ写真館の楽しみの1つであり、思いもよらないような笑える写真もたくさん撮れることがあると言います。
「お父さんお母さんの中には思ったように写真が撮れないことにイライラする方もいますが、お子さんたちはみんな声を揃えて『もう終わり?楽しかった!また来たい!』と言ってくれます」と話してくれました。
詳細は「Studio CUBE」ホームページで見ることができます。
■住所/北九州市小倉北区京町4-3-16 グリーンコーポ京町101
※2021年12月16日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)