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女子高校生が献血デビューした理由 「献血ルーム 魚町銀天街」で話を聞いてみた【北九州市小倉北区】<PR>

(アイキャッチ画像:尾﨑めいさん)

全国で1日およそ3,000人の人が何かしらの形で輸血用血液を必要としており、輸血をすることで助かる命も確実にあります。

しかし、若者世代の献血者数の減少が懸念されており、このまま少子高齢化社会が今後ますます進んでいくと、将来の安定供給に支障をきたす恐れがあると言われています。

そんな中、北九州ノコト編集部は3月3日に北九州市小倉北区の「献血ルーム 魚町銀天街」を訪れ、初めて献血をしたという尾﨑めいさんに話を聞くことができました。

「全然関係ない、無縁だと思っていました」

この3月に高校を卒業したばかりの尾﨑さん。幼い頃から看護師になりたかったという彼女は、赤十字や国境なき医師団などの活動を知っていくうちに、自分も海外でボランティアや救護活動をしたいと考えるようになり、中学に上がる前後には国際看護師を目指すようになったと言います。

医療従事者を目指すからには医療ボランティアへの参加など何かしら医療に関わることがやってみたいという思いを抱いていましたが、コロナ禍、受験期と重なり、活動に参加することができなかった尾﨑さん。そんな彼女にとって唯一できることが献血だったと言います。

大学生になる前、高校生のうちに献血したいと考えていた尾﨑さんは、母親が近所のショッピングセンターで献血する際に自分も一緒に…と思ったそうですが、400mL献血は女性の場合18歳以上が対象となるため、12月が誕生日の尾﨑さんはその年齢に達しておらず、献血できませんでした。

そんな中、思いがけず手術を受けることになった尾﨑さんは、輸血同意書にサインすることに。「自分が他の人の血を借りることになるかもしれないなんて考えたことがなかったし、全然関係ない、無縁だと思っていました。私は結局輸血しませんでしたが、献血してくれた人のおかげで助かることもあるんだと身をもって感じ、絶対に献血に行った方がいいという気持ちになりました」と当時を振り返ります。

国際看護師になるべく、受験真っただ中の尾﨑さんは、塾に通う際に「献血ルーム 魚町銀天街」の前をよく通っており、「ここで献血ができるんだな。いつか行ってみよう」と前々から思っていたそう。誕生日を迎え、ようやく献血できる18歳になった時には自分の勉強が忙しくなり、献血に行けるような状況ではなく、高校を卒業後の3月3日、ようやく「献血ルーム 魚町銀天街」に足を運ぶことができたと言います。

1人で初めて献血ルームに入るのは緊張したのでは?と尋ねると、「自分も将来このような場所で働くかもしれないと思うと、緊張はありませんでした。父も母も献血をしているので家族の中でも『献血は行った方がいいよ』という話をしていましたし、母がショッピングセンターで献血する姿を見ていたり、他校の友人から『学校に献血バスが来た』という話を聞いたりして、誰でもできるものだと分かっていたので」ときっぱり。「血管が出にくいことだけが心配でしたが、スタッフの人たちが優しく接してくれたので、スムーズに初めての献血を終えることができました」と笑顔を見せてくれました。

「私の血液は病気の治療や手術などの輸血で使われるとスタッフの人から教えてもらいました。いずれにせよ、人の命を救うためになればいいなと思っています。自分には関係ないことと感じているかもしれませんが、突然交通事故などで他の人の力を借りるかもしれません。だから私は絶対に献血に行った方がいいよと友人にも勧めています」と尾﨑さん。「69歳まで献血できるといっても、薬を飲み始めたりして自分がいつ献血できなくなるかわかりません。だから自分が献血できる間は定期的に献血しようと思っています」と、これからについても語ってくれました。

献血の流れは? 初めてでも安心してOK

献血する場合は、来所してまず受付で申し込みをします。その後、献血する人の健康状態を知るための質問にタッチパネルで回答。この回答に基づき、医師による問診、血圧測定が行われます。

それが終わると、ヘモグロビン濃度測定と血液型事前検査。問題がなければ、採血ベッドに横になり、採血を開始します。全血献血(400・200mL)は10~15分程度、成分献血は採血量に応じて40~90分程度で終わります。

献血後は休憩場所で水分補給しながら10分以上休憩。続いて、今回の献血について印字された献血カードを受け取ったら終わりです。受け付けスタッフがていねいに対応してくれるので、初めての人でも安心です。

献血ルームの利用は予約が便利

「献血ルーム 魚町銀天街」は幅広い年齢層に利用されている献血ルームです。時には込み合って待ち時間が発生することもあります。そんな時には予約が便利。

献血Web会員サービス「ラブラッド」アプリを利用すれば、来所予約はもちろん、質問への回答まで事前に済ませておくことができるので、来所後の待ち時間も少なくなり便利とのこと。電話で当日の混み具合を確認し、予約することも可能です。

「献血ルーム 魚町銀天街」は小倉駅から近く、買い物前後にも立ち寄りやすい

日本初のアーケード商店街として知られる魚町銀天街に、「献血ルーム 魚町銀天街」がオープンしたのは1985(昭和60)年のこと。当時の小倉はかなり栄えており、人が集まる場所としての地の利を活かし、献血の協力を呼び掛けており、今年で38年を迎えるとのこと。今年2月末時点でのべ約90万人の献血協力があったと言います。

小倉駅から徒歩4分の場所に位置する「献血ルーム 魚町銀天街」は、商店街の店舗はもちろん、百貨店や商業施設、市場なども徒歩圏内という便利な場所にあるため、お出かけに合わせて立ち寄り、献血する人も多いのだそう。大学や専門学校なども周囲に多いため、若い人の来所も比較的多いと言います。また、近年は下関市内の人も増えてきているそうです。

片野新町交差点に設置されている巨大看板

初めての人はもちろん、久しぶりの人にも足を運んでもらいたい

今年2月の「献血ルーム 魚町銀天街」への初回来店者が50人だったそうですが、血液はいまの技術では人工的につくれず、また長期保存もできないため、より多くの人に来てほしいと話すのは、福岡県赤十字血液センター北九州事業所の松田事業所長。

「人口の6%にも満たない人たちしか献血に協力してもらえていない状況で、その中心は40代50代です。10~30代の献血者は減っている状況です。今後も患者さんに安定して血液をお届けするために、これまで献血に行ったことがないという人に足を運んでもらいたいのはもちろん、年1回の協力に終わっている方がほとんどなので、この方々がもう1回来てくれればよりスムーズに医療機関に血液をお届けすることができます。しばらく献血していないという人が献血に来てくれるだけで相当な血液が確保できます。1人でも多くの人に献血ルームへ足を運んでいただきたいです」とのこと。

「血漿成分献血」が特に必要 年間24回まで献血可

また、近年、血漿(けっしょう)を原料としてつくられる免疫グロブリン製剤の必要量が急激に増加していることから、成分献血の中でも血漿だけを献血する「血漿成分献血」が特に必要だと言います。

「血漿成分献血」は18歳~69歳、体重男性45kg以上・女性40kg以上の人が対象で、年間24回まで可能。血漿成分は約2日で回復するため、体への負担も軽いのですが、特定の成分(血漿)だけ採血し、赤血球を体内へ再び戻すため、全血献血より時間がかかってしまうとのこと。事前に「ラブラッド」アプリから予約しておけば、待ち時間が少なく済むので、アプリをうまく活用しつつ、「血漿成分献血」に定期的に足を運ぶようにしたいものですね。

「血漿成分献血」は献血バスなどでは行っておらず、献血ルームのみで実施。北九州市内では「献血ルーム 魚町銀天街」のほか、「献血ルーム くろさきクローバー」(八幡西区西曲里町3-1 イオンタウン黒崎1階)で可能です。

なお、福岡県内の献血ルームは魚町銀天街の他に上記4カ所となっています。

施設情報やキャンペーンなどの最新情報は「福岡県赤十字血液センター」ホームページで確認できます。また、各種SNS(Facebook、Instagram、YouTube、Twitter、LINE)もあります。

【献血ルーム 魚町銀天街】
■所在地/北九州市小倉北区魚町1-3-3 白樺ビル
■受付時間/【成分献血】=10:00~12:00、14:00~16:30 【全血献血(400・200mL)】=10:00〜13:00、14:00〜17:30
■定休日/年末年始の一部を除き年中無休(2023年1月から)

※写真撮影時のみマスクを外しています
※2023年3月24日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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