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留学生と日本語で会話を楽しむサークル 学研都市で活動中【北九州市若松区】

(アイキャッチ画像:楽しそうな参加者たち)

6月9日金曜日。筆者は仕事帰りに若松区の北九州学術研究都市で行われている「日本語会話サークル」へ向かいました。

留学生支援団体、学研ボランティアの会が運営する日本語教室で、7年ほど前から開催されているそう。学習ではなく、留学生の人たちと楽しく日本語で日常会話をするサークルです。

日本語会話サークルに対する想い

今回、日本語会話サークルを取材するにあたり、「日本語会話サークル」創立メンバーの一人で、現在は事務局長を務めている白石盛雄さんに話を聞きました。

北九州学術研究都市にある大学、大学院では留学生への授業は、英語で行われるそうで、「せっかく日本語を習っても使う機会がない」「日本語で会話の練習が出来る場所がほしい」との留学生の声から、友人の日本語の先生をリーダーに周りに声掛け。さらに留学生の支援をしたいという日本人が次々に集まったとのこと。何度も話し合いを重ねて行く中で、お互いに、さん付けで呼び合える関係で楽しく対話する会にしようと決められたそうです。

また、サークル活動を通じて、「国、大学、研究室を超えての友達作り」「お互いの国の文化や歴史背景を理解する」などを目標としているとのことです。

みんな笑顔! 日本語で楽しく日常会話

日本語会話サークルは、毎週金曜日の夕方6時半から、北九州学術研究都市の産学連携センター1階で行われています。

グループを作って、会場のあちこちで、日本語で会話を楽しんでいました。

中にはマンツーマンの人たちもいます。

みんな楽しそうでした。

何をみんなで見ていたんでしょう?

日本語堪能な友人たち

留学生参加者にも話を聞きました。下の写真に写っている3人のメキシコ人くんたちは、筆者の友人で、初期メンバーも含まれています。私が取材を申し込んだ時、留学生からも話を聞きたいと伝えていたら、大学院の勉強が忙しい中、久しぶりに参加してくれたそうです。

そんな彼らに日本を留学先に選んだ理由を尋ねると「電気工学の分野は日本が世界でもトップレベルだから」「日本文化(侍、アニメ)やロボット技術に興味があったから」との答え。

また、卒業後の進路について、今回答えてくれた友人たちからは「日本で仕事をしたい」「家族を呼んで一緒に日本で暮らしたい」といった嬉しい言葉をもらいました。

留学生の人たちは日本語がわからなくても困らない環境にあるにも関わらず、日本語で会話をしようと思ってくれること、また、それを支えてくれる日本人サポーターの人たちがいることはとても素晴らしいと思いました。

活動の様子などは「学研ボランティアの会」Facebookで見ることができます。

※2023年7月11日現在の情報です

(ライター・Hanako Sakura)

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