浴衣で「旧安川邸」へ! プチギフトプレゼントやくじ引きなど【北九州市戸畑区】
北九州市指定有形文化財に指定されている「旧安川邸」(戸畑区一枝)の夏企画として、「ゆかたで安川邸!」が開催中です。
8月31日までの期間中、浴衣や夏キモノで来館した人には可愛いパッケージに入った「茶論(さろん)」の一煎パックのプレゼントがあります。さらに、くじ引きにも挑戦でき、10人に1人、戸畑区の着物ショップ「MOMOKOKO」の和手ぬぐいが当たるとのことです。
「旧安川邸」では昨年5月から喫茶も営業開始しています。浴衣で行けばさらに写真映え間違いなしですね。
「旧安川邸」とは
旧安川邸の敷地面積は、約13,000平方メートル。明治期に石炭関連企業を次々と創業し、工業都市北九州市の基礎を築いた企業家である安川敬一郎により、旧戸畑市中原(現在の戸畑区一枝・仙水町)の開発と並行して1912(明治45)年に建設。以後三代にわたり、安川家当主と一族が居住した住宅です。
旧安川邸には、「筑豊御三家」と呼ばれた安川敬一郎、敬一郎の三男で安川電機初代社長の安川清三郎、孫で安川電機三代目社長の安川寛までが住みました。そのため、表札には「安川寛」の名前を見ることができます。
明治期、大正末期、昭和初期の各時代に建築された建物群が一体的に残され、北部九州における高級住宅史、日本の近代建築史上極めて重要な住宅建築であることなどから、2018(平成30)年8月1日、北九州市指定有形文化財に指定されました。
現在の安川邸は、1912(明治45)年に若松から移築された大座敷棟1棟(延床面積約300平方メートル)、1912(明治45)年竣工の南北の蔵各1棟(延床面積約200平方メートル)、1927(昭和2)年竣工の洋館棟1棟(延床面積約330平方メートル)、1938(昭和13)年竣工の洋風本館棟(延床面積約210平方メートル)などが残されています。
北九州市では、2016(平成28)年から株式会社安川電機と共同で「旧安川邸利活用事業」を実施。建築物などを保全しながら、敷地は夜宮公園の一部とし、市民の憩いの場や市内外の観光客が訪れる新たな賑わい・観光拠点として活用しています。
■所在地/北九州市戸畑区一枝1-4-23(夜宮公園の一部)
■開館時間/9:00~17:00
■休業日/火曜(火曜が祝日の場合はその翌日)、12月29日~1月3日
■入場料/一般260円、小中学生130円
■駐車場/20分以内は無料、30分ごとに100円、当日最大600円(24:00まで)
■アクセス/西鉄バス「明治学園前」下車、徒歩約5分
※2023年7月25日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)