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親子で楽しむ<ほねワールド>? いのちのたび博物館・夏の特別展「Bones2 ほねほね運動会」に行ってみた【北九州市八幡東区】
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(アイキャッチ画像:特別展「Bones2 ほねほね運動会」の様子)

まだまだ暑さが衰えない中、涼しい屋内で、親子一緒に知的好奇心を満たす時間を過ごしませんか?

北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)では現在、夏の特別展「Bones(ボーンズ)2 ほねほね運動会 ~はしる!とぶ!つかむ!~」を開催中です。

九州初公開の展示世界初公開の超貴重展示が見られると聞いて、実際に行ってきました。

生命と人類の歴史をテーマにした西日本最大級の総合博物館

「いのちのたび博物館」は、地球の歴史といのちの歩みを壮大なスケールで展示する西日本最大級の総合博物館

JRスペースワールド駅から徒歩5分、「イオンモール八幡東」や「ジ・アウトレット北九州」の目の前に位置し、車なら北九州都市高速「東田出入口」から約3分とアクセス良好。買い物や食事とあわせて、一日楽しめるロケーションです。

常設展は、大迫力の巨大恐竜の骨格標本が並び、本物の化石や動くジオラマの恐竜ロボットなど見どころ満載。

2023年には、開館20周年を記念して10年ぶりに常設展をリニューアル。近年の研究での復元で、常設展示としては日本初となる全長約15メートルのスピノサウルス>や、4メートルを超えるナマケモノの祖先の仲間エレモテリウム>などの新標本が登場しています。

歴史ゾーンも一新され、実際に古民家に入って生活道具に触れる体験展示や、北九州市の歩みを学べる新コーナーなど、家族で楽しみながら学べる仕掛けが広がっています。

いずれの展示も大迫力で、まだ訪れたことがない人にも、リニューアル前に訪れたことがある人にも、新たな体験を提供してくれること間違いなしです。

夏の特別展「Bones2 ほねほね運動会」の見どころは?

いのちのたび博物館に入ると、すぐ特別展の入口があります。

夏休み期間中ということもあり、自由研究の題材に訪れた小学生など多くの家族連れで賑わっていました。

7年前に開催された春の特別展「Bones」の続編である今回の特別展。いのちのたび博物館所蔵の標本に加え、全国にある博物館のデータベースや学芸員同士のつながりから選りすぐった展示物ばかりが並びます。

全長約6メートルの巨大な<ザトウクジラ>や鋭い爪を持った肉食恐竜<デイノニクス>の標本など、200点以上というボリュームで、動物が生きるうえで欠かせない骨の“不思議”を学べる展覧会です。

「Bones2 ほねほね運動会」の開催から1ヶ月余り。広報の田平直幸さんによると、すでに4万人の来場を記録しているとのことで、同展の見どころを教えてもらいました。

九州初公開!ジャイアントパンダ「カンカン」の剥製が登場

1972年に日本へ初めてやってきたパンダ「カンカン」と「ランラン」は、空前のパンダブームを巻き起こしました。そのうちの1体「カンカン」の本物の剥製が入口を入ってすぐに展示されています。この展示は、来場者に「Bones2」の世界観に没入してもらうためのアイキャッチ的な存在だといいます。

カンカンは、9歳という若さで亡くなってしまったこともあり、毛並みの状態がとても良く、また、顔も可愛いと定評のパンダです。

特に注目してもらいたいのは、「」。竹しか食べないパンダにだけ発達したという、人間の親指のような役割をする“竹をつかむための骨”があるのだといいます。

田平さんは「パンダはクマの仲間ですが、このように巨大化した骨はパンダにしかありません。長い進化で発達したパンダの手の不思議をぜひ見てもらいたいです」と話します。

このコーナーでは、パンダのように親指をつかわずに竹を持つことができるか実際に体験できる展示もあって、子どもたちも楽しそうに挑戦していました。

東京都日野市にある「多摩動物公園」から特別に出張してきたというパンダのカンカンは、九州初公開。なかなかお目にかかれない姿は一見の価値ありです。

世界初公開!あのオリンピック金メダリスト監修の人体骨格模型

続いて田平さんが案内してくれたのは、「オリンピック金メダリストの内村航平さんが監修した人体骨格模型」。鳥の着陸体勢を人間で再現するという発想から生まれた展示です。

北九州市スポーツ大使でもある内村航平さんに依頼して、鉄棒で着地へ向かう一瞬の骨の様子を切り取って再現しているといいます。

世界でここでしか見られないという超貴重な展示を前に、自由研究のために来ていたという小学生たちも興奮気味に写真を撮っていました。

ほかにも、武豊騎手(日本中央競馬会)が人体骨格模型を監修した、ジョッキーがウマに乗っているところを骨で再現した「人馬一体標本」など、競馬ファンにはたまらない展示がありました。

親子で訪れていた来場者に話を聞いてみると、「子どもの自由研究のために来ました。レプリカではなく剥製や本物が多くてびっくりしました」と見応え十分な展示内容に、驚きの声をあげていました。

このように、「Bones2 ほねほね運動会」には子どもから大人まで夢中になれる展示が揃っています。

特別展限定のグッズや関連イベントにも注目!

展示とともに注目したいのが、特別展の会期中のみ、ここでしか手に入らない限定のミュージアムグッズです。

中でも人気なのが、ミュージアムショップで再販され武豊騎手が人体骨格模型を監修した「人馬一体標本」のクリアファイル

ほかにも、リアルな骨モチーフのボールペンなど、ユニークな限定アイテムが揃っています。

特別展の限定グッズ販売は、会期最終日である9月23日(火・祝)まで。

また会期中には、「ナイトミュージアム」や「身近な食べ物から骨の形を知ってみよう」、「みんなで作ろう骨格標本」などの関連イベントも実施予定。いずれも事前申し込み制・先着順です。

グッズの購入もイベントへの参加も、このチャンスを逃さないようにしましょう。

家族みんなで“ほねの世界”に飛び込もう!

最後に、田平さんに改めて特別展「Bones2 ほねほね運動会」の魅力を聞いてみました。

「外側から見たら知ってるものはたくさんありますが、“骨の作り”は見たことがないものも多いと思います。動物と人間を比べたときの違いや、この骨はこんな役に立ってるんだといった発見も面白いので、そういうところを注目して見てもらいたいです」

大人も子どもも新たな発見や感動に出会える「Bones2 ほねほね運動会」。

この夏は、家族みんなで“ほねの世界”に飛び込んでみませんか?きっと忘れられない夏の思い出になりますよ。

<いのちのたび博物館 夏の特別展>
「Bones2 ほねほね運動会 ~はしる!とぶ!つかむ!~」
会期/2025年9月23日(火・祝)まで
時間/9:00~17:00(最終入館16:30)
料金/大人900円、高大学生600円、小中学生500円(特別展のみ)※常設展のセット券もあります。

<関連イベント>
「ナイトミュージアム」
■開催日/2025年8月23日(土)
■時間/18:30~20:00(入場開始18:00)
■定員/先着800人
■料金/大人1300円、高大学生900円、小中学生700円 ※未就学児は無料
■参加方法/チケット事前購入制(セブンチケット・アソビュー)※開催日の17:00まで販売

「みんなで作ろう骨格標本」(講演会)
■開催日/2025年9月6日(土)
■時間/14:00~ ※場所:1階ガイド館
■料金/イベント当日に有効な特別展入場券が必要

「身近な食べ物から骨の形を知ってみよう」
■開催日/2025年9月13日(土)
■時間/15:00~16:30 ※場所:3階実習室
■定員/20人程度
■料金/イベント当日に有効な特別展入場券が必要
■参加方法/事前申込制(電子申請)※博物館ホームページの申し込みフォームから申込

詳細は、「いのちのたび博物館」のホームページから見ることができます。

(提供:北九州市立自然史・歴史博物館 夏の特別展実行委員会)

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