『人情の街・北九州』と地元紙/西日本新聞社 北九州本社代表・甲木正子さん
西日本新聞社北九州本社が制作するラジオ番組「ファンファン北九州」。地元新聞社ならではのディープな情報&北九州の魅力を紹介しています。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。
北九州地区ではどの新聞社よりも記者が多い「西日本新聞北九州本社」
横山:梁さん、固くなってるね。(笑)
梁:緊張してるもん。
横山:僕はリラックスしてますが。(笑)やっぱり番組進行って本当に大変なのよ。
梁:番組台本を作るのも難しかったじゃないですか。
横山:うん。
梁:それでは先週に引き続き、西日本新聞社執行役員北九州本社代表 甲木正子さんをゲストにお招きし、お話を伺います。
甲木:よろしくお願いします。
梁:よろしくお願いします。
甲木:私が、毎回苦労して台本作って、ナビゲーターも大変ということが分かってくれたでしょう。
梁:はい。重々承知しました。
横山:時間も長いとか短いとか、あんまり意識してなかったけど。
梁:まだストップウォッチも押してないもん。
甲木・横山・梁:(笑)
梁:本当、このメインナビゲーターって難しいですよ。
甲木:そうですよね。私たち3人とも素人ですから。よく番組が続いていると思います。
梁:本当ですね。そう考えると、最初の回から、甲木さん上手かったですよね。前回、なぜ甲木さんはそんなに北九州に詳しいの?なぜ北九州での人脈をそんなに持ってるの?というお話を聞かせていただきました。今回は、西日本新聞社北九州本社についてお話をしていきたいと思います。まずは、リスナーの皆さんに、そもそも北九州本社とは何かを教えてください。
甲木:西日本新聞社は地方にいろんな拠点があります。東京支社とか長崎総局とかいろいろありますが、そういう拠点の1つで、しかも北九州本社と名が付いているので、西日本新聞社にとっては大事な拠点であります。北九州本社では、記者や庶務の方など20人ぐらい働いています。北九州地区では、どの新聞社よりも記者が多く、豊前、行橋、折尾、黒崎、若松に支局があります。だから、読者の方からも非常にきめ細かい記事がいっぱい載っていると言われてます。
北九州は人と人の距離が近い「人情の街」
横山:甲木さんの「北九州のここが1番好き」って何でしょう?
甲木:1箇所だけ選ぶのは難しいですよね。場所としては大好きな場所はたくさんあります。東京から来たお友達を連れて回るときは、旦過やその路地裏の飲み屋さんに行ったり、門司港から船で下関に渡ってプチトリップとかもね。喜ばれるところはたくさんあるんですよ。だけど、1番ベースにあって良いなと思うのは「人情」。
梁:人情?
甲木:北九州弁ってぶっきら棒に聞こえるかもしれないんですけど、すごく温かくて、人と人の距離が近いんですよね。バス停でバスを待ってる時に、全く知らないおばちゃんが「今日は何番のバスは遅れとるもんねー」とか聞いてないのに話しかけられるんですよ。八百屋さんで買い物してても「もうトウモロコシ甘くなっとうけね」とかそういうことをポロっと言われるんですよね。魚屋さんでも「これはこうやって料理しなさい」って教えてくれたり。都会ではなかなかそうことないと思うんですよ。福岡市のバス停に立って、知らない人から声かけられることって。
梁:ないですね。
甲木:やっぱり、都会よりも人と人の距離が近いのかなって思うんですよね。
リアルイベントをやりたい 早く読者に会いたい!
梁:北九州本社代表として、今後やりたいことや夢とかありますか?
甲木:厳密に自分の職務でいうなら、やっぱりコロナでずっと読者とのリアルなイベントができない状態なので、これを早く再開したいですね。 直接読者の方とお会いして、講演会や文化講座みたいなことをしたいなと思います。多分、聞いてくださっている方は、それぞれご自宅や車の中で、1対1の関係で聞いてくださっていると思うので、そういう人を横に繋げていきたいですね。以前、講座を湖月堂さんで毎月やってた時は、参加者同士がお友達になられたり。
横山:ですよね。
甲木:趣味や興味が一緒だから、そこでお友達付き合いをしていただいてたんですよね。そういう人を繋ぐみたいなことができたら良いなと思いますね。
梁:甲木さんが常日頃やってるマッチングサービスが。(笑)
甲木:マッチングサービス。そうそう。(笑)
横山:やっぱリアルの場がないとできないですよね。でも、ぼちぼちコロナも落ち着くでしょうから。
甲木:ワクチンもちゃんと打てば、そういうのもできるようになるかなと思うので。
かっこいい!まさかのアイデア10個全部オッケー
横山:覚えてます?昨年、甲木さんが北九州に来られて、僕らがしたいこと10個を箇条書きにして出したんですよ。出す直前に、梁さんに「ひょっとして甲木さんは全部オッケーって言うかもしれない。全部オッケーって言ったら死ぬほど忙しくなるよ。それでも出す?」って2人で覚悟決めて出したら、まさかの10個全部オッケーで。その中にこの「ファンファン北九州」もあって、こっちが追いついていかないぐらいノリノリでやってくれてるじゃないですか。嬉しいですよね。
梁:嬉しい。
横山:やっぱり、どんなに優しい上司でも「これは金にならない」とか「これは営業に繋がらない」とか「お前ら何考えてるのか」って言って、普通だったら10個中3つぐらい、優しい上司でも7つぐらいしか通してくれないと思うんですよ。それが「10個全部やれ」って言ってくれて。
梁:かっこいいですよね!
横山:楽しいけど、営業に繋がるか分からないじゃん。
梁:すぐにキャッシュになるわけじゃないですもんね。
甲木:私も逆に嬉しかったですけどね。営業ができない中で、横山さんと梁さんが考えてくれたアイデアだったので。こんなアイデア出してくれて嬉しいなと思いました。やっぱり、こういうのは若い人じゃないと思い付かないから。ついていこうと思った!
梁:本当にありがたいですよね。ここでしゃべらせて頂けるのは甲木さんのおかげです。
甲木:私も毎週楽しゅうございます。
〇ゲスト:甲木正子さん(西日本新聞社 執行役員北九州本社代表)
〇出演:梁京燮(西日本新聞社北九州本社)、横山智徳(同)
(西日本新聞北九州本社)