小倉北区清水にある「そらあるき」。センスあふれるアンティーク雑貨に、植物や生き物に囲まれたどこか不思議な空間でティータイムを楽しめるお店です。
アンティークな秘密基地「そらあるき」
JR南小倉駅から10数分歩くと、カフェそらあるきの店舗が見えてきます。
数々の植物が並んでいる白い建物の中心には、ミステリアスな赤い扉が。まるで別世界へと通じるような入り口に、心が踊ります。
店内はまるで秘密基地のような空間です。深い茶色を基調としたアンティークな家具、店内を彩る植物。
水槽になんと大きなカメがいました。
クラシカルなレコードから流れる音楽が、素敵な空間を演出しています。
店内はとても広く、テーブル席が6席のほかカウンター席もあります。テーブル席は、場所によって少しテイストが異なっています。どの席に座るか迷ってしまいますね。
写真提供／そらあるき
店内には猫が3匹住んでいます。
アンティークな空間で猫を眺めながらゆったりとできる、心地よい時間を楽しむことができます。
石川県の方言？ 「そらあるき」の由来
店名となっている「そらあるき」は、石川県の金沢の方言で、今ではほとんど使われていない言葉なんだそうです。
新雪の上を空に見立てて、まるで雲の上を歩いているような感じのことを示す言葉です。
実際には、雪の中では足が沈んでしまうためなかなか歩けないそうなのですが、稀に地面の表面が凍って、歩けるときがあるそうです。そこから派生して、めったに出来ないことができる、から「ラッキー」という意味が込められているそうです。
「そらあるき」素敵な意味を持つ言葉ですね。
ミルクティーの種類がたくさん！ 豊富なドリンクメニュー
そらあるきには多くの種類のドリンクメニューがあります。コーヒーにカフェラテ、カフェショコラーテのように甘めのコーヒーメニューや、オレンジジュースなどのフレッシュジュースなど、さまざまなジャンルのドリンクが揃っています。
その中でも特に目を引くのが、紅茶メニューの豊富さです。ストレートティーは、ウバにダージリン、アールグレイ。他にもアイスカシスティーやアイスオレンジティー、グレープフルーツアイスティーなどのアレンジティーもあります。
そしてさらに驚いたのがミルクティーメニューの多さです。ローヤルミルクティーに、セイロンミルクティ、シナモンミルクティーにジンジャーミルクティ、カルダモンミルクティーまで。
他にも甘めのメイプルミルクティーやキャラメルミルクティーや、アイスティーに生クリームとフレーバーを足したアイスミルクティーのメニューもありました。ミルクティー好きにはたまりませんね！
今回はローヤルミルクティーとキャラメルミルクティーをオーダーしました。
ローヤルミルクティーは、正統派のミルクティーという印象でミルクのほんのりと甘みを楽しめる優しいお味でした。
キャラメルミルクティーは、キャラメルの甘みをしっかりと感じるデザートのようなドリンクでした。
落ち着いたデザインのカップと個性的な金のスプーンも素敵ですね。
フードメニューも豊富
そらあるきは、フードメニューも豊富なんです。
ベイクドチーズケーキやガトーショコラなどのケーキや、リンゴやチョコバナナなどのタルト、フルーツソーダにアイスクリームなど、スイーツメニューだけでもたくさんのメニューがあります。
さらに、オムカレーや焼きチーズのカレーなどのカレーライスメニュー、やまいもと明太子の和風パスタやほうれん草とそぼろのペペロンチーノなどのパスタメニュー、和風あんかけオムライスなどフードメニューも非常に豊富です。
写真提供／そらあるき
他にも、日替わり定食をはじめとした3種類の定食メニューや、オムレツやチキン南蛮、フライドポテトや鶏のからあげなどのアラカルトメニューもあります。
こんなにフードメニューの豊富なカフェはめずらしいですね。ご飯を食べにカフェに行く、というのも同店では当たり前の光景なのかもしれません。
展示会やライブなど イベントスペースとしての一面も
そらあるきはイベントスペースとしての一面もあり、楽器の演奏会やワークショップなどさまざまなイベントが開かれています。
イベントのお知らせは公式インスタグラムで見ることができます。
カフェそらあるきは、別世界に来たかのようなアンティークな空間で、美味しいドリンクやフードを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことのできるお店。アンティークなものが好きな人、ミルクティー好きの人、カフェでフードも楽しみたい人、猫やカメの好きな人、非日常な空間を味わいたい人におすすめのカフェです。
営業時間の変更や急な定休日などの情報は「そらあるき」インスタグラムで確認できます。
■住所／北九州市小倉北区清水1-14-16
■営業時間／12:00～24:00
■定休日／不定
※2022年3月16日現在の情報です
（ライター・雨宮優佳）
