• HOME
  • 記事
  • グルメ
  • 竜王戦で選ばれ話題の勝負スイーツ<河豚最中> 製造・販売は老舗「梅園」【北九州市門司区】

竜王戦で選ばれ話題の勝負スイーツ<河豚最中> 製造・販売は老舗「梅園」【北九州市門司区】

(アイキャッチ画像:「梅園」の河豚最中)

10月25、26日に北九州の旧安川邸で行われた将棋の「第36期竜王戦第3局」では、北九州市民にとって馴染みのある、あの味この味が2人の棋士に提供されました。その中の1つ「河豚最中(ふぐもなか)」を販売する「梅園(うめぞの)門司駅前本店」をご紹介します。

竜王戦で選ばれた勝負スイーツ「河豚最中」

将棋の「第36期竜王戦第3局」で、初日の25日10時の勝負スイーツに藤井竜王によって選ばれた「河豚最中」。実は、翌26日には対戦相手の伊藤匠七段も15時の勝負スイーツに選んでいます。

棋士二人に選ばれた河豚最中は”福を呼ぶスイーツ”です。
製造販売するのは、門司区に本社を持つ「有限会社 梅園」。河豚最中は、関門名物であるふぐの愛らしい形をした最中で、70年以上の歴史を持ちます。

関門鉄道トンネルが開通し、本州へ向かう人や本州から来た人が列車接続待ち合わせのため、門司駅で長く滞在していた時代に製造販売を始めたそうです。


餡にも最中の皮にもこだわりの詰まった1品で、現在も一つ一つ手作業で餡を詰めています。餡は北海道の契約農家に依頼して栽培している「大納言小豆」を使用し、小豆の香りが良いのが特徴です。

最中の皮も佐賀県の「ひよく米」を使い、香ばしく焼き上げています。最中の香ばしさを生かすために、餡の炊き上げも季節によって変えています。

「河豚最中」と一回り小さな「ふぐっ子」はどちらも粒あんの食感を壊さないよう一つ一つ手作業で詰めており、丁寧に作られています。

ちなみに賞味期限は製造日から夏は10日間、冬は14日間。店舗では1個から購入でき、贈答用に紙箱入り、木箱入りも選べます。

「梅園(うめぞの)」について

「梅園」の実店舗は北九州市に門司駅前本店、小倉魚町店(魚町銀天街内)、門司港店(栄町銀天街内)の3店舗あります。それぞれ営業時間が異なるので、訪れる際は確認しましょう。

「河豚最中」が有名なのですが、からし明太子、瓶詰めの雲丹、佃煮昆布、梅干しなどご飯と相性の良いものを製造販売しています。


門司を訪れた人に”思い出になるようなおいしいもの”を販売してきた歴史あるお店です。ちなみに筆者は知りませんでしたが、昭和の時代は、”うに”も名物といえるほどとれていたそうです。

「河豚最中」のオンライン販売は一時休止 店舗では販売中

勝負スイーツに選ばれ、問い合わせが増えた「河豚最中」ですが、現在全国から購入できるONLINE SHOPを一時的に対応が追いつかない状況になっているため休止し、2024年1月末より再開を予定しているとのことです。

店舗では、電話での取り置きには対応できませんが、「店舗に足を運んでいただいた方にはできるだけ購入いただけるよう努力しています」とのことでした。以上は現在時点での対応とのことで、今後対応が変わることがあるそうなので、ご注意ください。

詳細は有限会社梅園のホームページで確認できます。

■所在地/北九州市門司区柳町2丁目2-1
■営業時間/午前9時~午後8時
■定休日/年始
■駐車場/JR門司駅駐車場(3000円以上お買い上げで30分無料券をもらえます)

※2023年12月9日時点の情報です

(ライター・にわかなみ)

関連記事一覧