門司港「ZATTA ZISSE」で3.11チャリティーコンサート「アメツチノウタ」【北九州市門司区】
2011(平成23)年3月11日、東日本を襲った東北地方太平洋沖地震による災害。あれから12年。今でも当時メディアから流れていた映像の記憶は脳裏に焼きついています。
3月11日、「ZATTA ZISSE(ざったじっせ)」(北九州市門司区東港町4-68)で、3.11チャリティーコンサート「アメツチノウタ」~wind rumor and blissball & 語り部k~が開催されます。
「アメツチノウタ」に込められた想い “天と地を祈りの音で繋げたい”
出演は、震災の翌年から今日まで「東日本大震災ふくしまこども寄付金」へ寄付する活動で震災遺児孤児の支援を継続しているアーティスト「wind rumor(ウィンド ルモア)」の2人とその仲間blissballさん、語り部k氏。
「アメツチノウタ」には、“天と地を祈りの音で繋げたい”という想いが込められているとのことです。
当日は午後0時30分開場。1部(午後1時から)はコンサートと語り【歌時計】。2部(午後2時から)は「アメツチノウタ」~3.11チャリティーコンサート~です。
参加費は一般3000円、中高生1000円、小学生以下無料。参加費より1人500円が「東日本大震災ふくしまこども寄付金」へ寄付されます。
問い合わせは「KITACUBE」公式LINEから。
「wind rumor and blissball」とは
心象風景をオリジナルの楽曲で表現するアコーディオンとギターのデュオユニット「wind rumor」。アコーディオンはなかむらあきこさん、ギターはオザワマコトさんです。
筆者が初めてお2人の音楽に出逢ったのは、2020年。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、活動の機会を失っている市内のアーティスト等の文化芸術活動を支援するとともに、市民がイベント等に参加しなくても文化芸術に触れられる機会を創出するという北九州市の政策、アートでつなぐ未来プロジェクト東アジア文化都市2020北九州のYouTubeでした(YouTube動画は現在も視聴できます)。
その時に見たのが「南風~心にやさしい風を~」。北九州の美しい風景写真とアコーディオンの清らかで、どこまでも広がっていくような、のびやかな音色。それに寄り添うようなギターの優しい旋律。小澤さんの撮影された風景写真がとても美しく、視聴中、なぜだか涙が溢れました。wind rumorの楽曲に歌詞はないのですが、音楽に物語があり、目を閉じて聴いていると頭の中にその風景が思い浮かびます。2018年作成のアルバム「想‐sou‐」はお気に入りの中でもナンバーワンのアルバムです。
2022年春には、新メンバーとしてyukiya blissball(ユキヤ ブリスボール)さんが加入。DNAで感じる太古の記憶…パーカッションのサウンドが心地よく、wind rumor単独デュオとはまた違った魅力があります。
風の音を紡ぎ、祈りの音を奏でる安らぎのサウンドでファンの心を魅了する「wind rumor and blissball」。2012年より毎年3月にチャリティーコンサートを開催しています。
※2023年3月10日現在の情報です
(ライター・kohalu.7)