北九州市立文学館「長野ヒデ子の絵本と紙芝居展」 “せとうちたいこさんシリーズ”で人気の絵本作家【小倉北区】
7月22日〜9月18日の期間中、北九州市立文学館で特別企画展「長野ヒデ子の絵本と紙芝居展」が開催されます。
原画や試作本などおよそ120点を展示
絵本作家の長野ヒデ子さんは、1941年愛媛県今治市生まれ。1976年の絵本『とうさんかあさん』で第1回日本の絵本賞文部大臣奨励賞を受賞。以来、絵本『おかあさんがおかあさんになった日』『せとうちたいこさん デパートいきタイ』などを発表。他にも紙芝居、イラストレーションなどで活躍する一方で、エッセイや翻訳も発表しています。
この展覧会では、「せとうちたいこさんシリーズ」をはじめ、長野さんの代表的な絵本と紙芝居の魅力を原画などを通して紹介します。
会場には、長野さんの代表的な作品の原画や試作本など、およそ120点を展示。実際の制作に取り掛かる前に作られる試作本からは絵本の制作過程がうかがわれます。今回は長野さんのデビュー作となる『とうさんかあさん』の試作本などが展示されます。
また、八幡東区生まれの詩人・みずかみかずよさんの絵本『きんのストロー』の原画や、今展が初公開となる『ブルタちゃんのコロッケグー!』の原画も展示。原画が展示される絵本は、閲覧コーナーで実際に読むこともできるので併せて楽しめますね。
さらに、会場にはフォトスポットも登場。『おばあちゃんがおばあちゃんになった日』『せとうちたいこさん デパートいきタイ』から、それぞれ一場面がフォトスポットになります。
会場内のショップでは、長野さんの絵本、紙芝居、エッセイ集のほか、絵はがき、メモ帳、たいこさんピンバッジ(下写真)、たいこさん今治タオルなどのオリジナルグッズも販売。
文学館に隣接する子ども図書館では、7月1日から長野ヒデ子さんの絵本や紙芝居を集めた特設コーナーを設置。カフェ・ラポール中央図書館店では会期中、長野さんの絵本に出てくるキャラクターや食べ物をモチーフにしたコラボメニューが登場します。
長野さんの絵本、紙芝居の読み聞かせも
文学館内の交流ひろばでは、「絵本と紙芝居の読み聞かせ」も開かれます。出演は「ブックネットワーク北九州」です。
8月6日(日)・8月19日(土)・9月3日(日)・9月16日(土)の各日午前11時から40分程度。「イベントの申し込みは不要なので、参加希望者は直接会場へ足を運んでみてください」とのことです。
■開催期間/2023年7月22日(土)〜9月18日(月・祝)
■会場/北九州市立文学館(北九州市小倉北区城内4-1)
■開館時間/午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで)※初日は開会式のため、午前10時30分から開場
■休館日/月曜 ※9月18日は開館
■観覧料/一般500円、中高生200円、小学生100円 ※「子どもたちを対象にした地域の魅力体感事業」パスポートの適用あり
詳細は、「北九州市立文学館」ホームページで確認できます。
※2023年7月15日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)