
「ゼンリンミュージアム」リニューアルオープン 開館5周年を迎え常設展示を拡張・刷新【北九州市小倉北区】
(アイキャッチ画像:館内 常設展示 第二章の拡張(イメージ))
ゼンリンミュージアム(北九州市小倉北区室町1-1-1)が6月6日、リニューアルオープンします。
開館以降初めてとなる<常設展示第二章の拡張>と<第三章の刷新>を実施。どのように変化するのでしょうか。
<第二章の拡張>と<第三章の刷新> ガイドツアーの開催日も拡大
ゼンリンミュージアムは開館5周年を迎え、昨年12月からエリア拡張に着手。今回のリニューアルでは常設展示第二章の拡張と第三章の刷新、ガイドツアーの開催日拡大を行います。
第二章:伊能図「實測輿地圖(じっそくよちず)」の展示を拡張
今年度、重要文化財の指定を受ける同館所蔵の「伊能図(實測輿地圖)」を閲覧できるタブレット端末を新たに設置。

タブレット端末によって地図をシームレスに拡大でき、技術の粋を集めた伊能忠敬の地図を隅々まで見ることができます。
第三章:明治時代~現在・近未来の時間軸で展示を刷新
展示のテーマを「社会変容と地図の進化」とし、明治時代以降に目まぐるしく社会が変化する中における地図の進化と普及の過程を辿ります。
さまざまな媒体の展示を通じて、私たちの日常を支える地図の利用シーンを振り返りながら、現在・近未来の地図へとつながる変遷を楽しめます。
ガイドツアーの開催日を拡大
これまで平日限定で開催していたガイドツアーは、より多くの人々に地図の魅力を味わってもらうことを目的に、土・日曜日と祝日にも開催されるようになります。
また、企画展のみだったガイドツアーの内容も、第一章~第三章まで広げ、日替わりでテーマを変えて実施するそうです。
企画展「これって北海道!?蝦夷地のカタチをたどる」を開催
6月6日~9月15日まで、企画展「これって北海道!?蝦夷地のカタチをたどる」を開催。
同企画展では、日本や諸外国が「蝦夷地」に対してどのような目的を持って解明に取り組んだのか、どう捉えていたのか、地図に描かれた「蝦夷地」の変遷を紹介します。
時代背景への理解が深まり、常設展をさらに楽しむことができるそうです。
なお、同施設はリニューアルオープンに伴い、6月5日まで臨時休館となっています。
詳細は、ゼンリンミュージアムのホームページで確認できます。
※2025年6月3日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)