
福岡県の無形民俗文化財「黒崎祇園山笠」 2025年の開催日決定【北九州市八幡西区】
(アイキャッチ画像:過去に開催された黒崎祇園山笠の様子)
福岡県の無形民俗文化財に指定されている「黒崎祇園山笠」の2025年の開催日が決定しました。
今年は、7月13日と18~21日の期間、北九州市八幡西区の黒崎地区で開催されます。
黒崎祇園山笠の歴史
黒崎祇園山笠は、八幡西区黒崎地区でおよそ400年前から行われている伝統行事。国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選ばれているほか、福岡県の無形民俗文化財にも指定されています。
祇園に繰り出す山笠は通常「人形飾山」ですが、祇園の間の無事安全を願い、海水で山の土台や棒などを洗って山を清める行事<お汐井取り>の時は「笹山笠」で行われます。
「笹山笠」は、飾山笠のような派手さはないですが、素朴な作りは全国的にも珍しく山笠の原型ともいわれています。昔ながらの「こみせん」という方法で組み立てられた山笠で、釘は1本も使われていないのだそう。
<お汐井取り>が終わると、「笹山笠」から人形飾山に衣替え。黒崎祇園山笠は山笠を威勢よく曳き回すことから、「けんか山笠」とも呼ばれています。
黒崎祇園山笠 2025年のスケジュール
7月13日は、黒崎ひびしんホールで「太鼓競演会」を実施。18日には、黒崎駅前のふれあい通りで前夜祭「山笠競演会」が行われ、祭りを盛り上げます。
19日と20日の2日間は「山笠神事・街中巡行」を開催。最終日の21日には、黒崎宿場通りで「解散式」があり、祭りのフィナーレを飾ります。
日時などの詳細は、北九州市のホームページで見ることができます。
※2025年6月24日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)