• HOME
  • 記事
  • 暮らし
  • 小倉・室町で愛される存在になりたい 革製品修理専門店「工房 古革」

小倉・室町で愛される存在になりたい 革製品修理専門店「工房 古革」

店主の古川裕貴さん

リバーウォーク北九州のそばに、2020年9月オープンした「工房 古革」。靴やカバンなど、革製品の修理を行う専門店です。

店主の古川裕貴さんは会社員時代に営業職で外を歩き回ることが多く、傷んだ革靴を修理に出したことがリペアの世界を知ったきっかけに。「こんな仕事があるんだな」と興味を持った古川さんは会社を辞め、修理専門店へ転職。そこで7年ほど修業を積んだ後、独立・開業しました。

他店で断られたとしても諦めずに相談してほしい

「長年大事にずっと使ってきたけれど壊れてしまい、もうダメかもしれない…。そのような思い入れがある革製品を、なるべく使えるようにしてあげたい。自分ひとりの力だけでは修理が難しそうな時は、職人仲間にも相談するなどして、できるだけのことはすべてやってみるようにしています。他店で断られたとしても諦めずに相談してほしい」と古川さん。

「その人が気に入っていて大切にしてきたものだからこそ、お店側としては期待に応えられるようにしたいし、修理後の品を見て喜んでくれている姿を見ると感動します」と話します。

現在は靴の修理が7割、カバンの修理が3割とのことで、春先からサンダルの修理依頼が、もうすぐするとブーツの修理依頼が増え始めると言います。大きなガラス窓越しに工房内の作業の様子を見ることができるので、興味深そうに子どもたちがのぞいていることも多いそう。

いずれは商品販売などにも挑戦してみたい

「お店の前を通りかかった時に『そういえばあれが壊れていたな』とふと思い出したり、部屋を片付けている時に修理が必要な革製品を見つけたりした時に、気軽に来てもらえるような、地域の人たちに愛される存在になれれば…」と話す古川さん。「今は修理がメインですが、いずれは壊れにくい丈夫な靴など商品販売も行っていきたい」と、将来の展望についても話してくれました。

また、同店ではこれまでの経験を活かし、革製品の修理だけでなく、時計の電池交換、合鍵作成もできるそうです

■住所/北九州市小倉北区室町2-6-14
■営業時間/10:00~19:00
■定休日/火曜
■問い合わせ/TEL093-591-8081

※2021年5月25日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

関連記事一覧