北九州市でも献血が不足　「緊急事態宣言下でも献血は継続不可欠」

（画像提供：福岡県赤十字血液センター）

日本赤十字社は「血液センターは緊急事態宣言下でも事業の継続を求められる医療機関であり、献血は国民生活に不可欠な医療体制を維持するために必要です」と、SNSなどを通じて訴えています。

4月1日〜21日の期間で410名分足りず

「福岡県赤十字血液センター北九州事業所」では、献血バス・献血ルームでの献血が思うように集まっていないとして、市民への協力を呼びかけています。血液センターの集計によれば、4月1日〜21日の期間で目標としていた献血数2060名分に対して、410名分が不足。小倉北区の献血センターでは、同期間の献血数が昨年比10％以上の減となっているそうです。外出自粛により、献血に出向く人が減ったほか、献血バスを人が集まりやすい場所に置けなくなっていることが原因とみられています。

福岡県赤十字血液センター北九州事業所では、献血は不要不急の外出には当たらないとしてFacebookやウェブページから協力を呼びかけているほか、献血をしたことがある人に直接、DMを送付して、献血への協力をお願いしているそうです。

コロナ感染の安全策を講じている献血会場

福岡県赤十字血液センター北九州事業所の永井正一（ながい・しょういち）事業課長は、「新型コロナウイルスの感染拡大が無いよう、できるかぎりの安全対策を講じています。ご協力いただける方には、献血会場をみて判断いただき、献血をお願いしたいです」と協力を呼びかけています。

献血ルームで献血をする場合、過去に献血をしたことがあり、ウェブ会員サービス「ラブラッド」に登録をしている人は、同サービスでの事前予約を推奨しているそうです。事前予約することで待ち時間が少なくなり、他の方に接する心配が減るとのことです。

北九州市内の献血ルームは2か所

市内の献血ルームは小倉北区と八幡西区の2か所で、献血方法は「全血献血」（200ml／400ml）と、体への負担が少ないといわれる「成分献血」から選択できます。それぞれの会場の定休日と受付時間は以下の通りです。

献血バスの運行スケジュール

★献血バスのスケジュールは変更となる場合がありますので、事前にご確認ください。
※4月24日に行った取材をもとに記事を作成しています。

（北九州ノコト編集部）