「響灘ビオトープ」は日本最大! 廃棄物処分場が”生き物の楽園”に

(画像提供:響灘ビオトープ)

「響灘ビオトープ」は41ヘクタールという日本最大のビオトープ。小倉の「ミクニワールドスタジアム北九州」が18個分という広大な面積です。若松区響町にあり、元は1980(昭和55)年に廃棄物処分場として埋め立てられた造成地です。廃棄物が集積され、埋め立てられた場所が、今は”生き物の楽園”に変貌しています。

響灘に生息する希少な生き物

ビオトープとは、生命の「bio」と場所を表す「topos」の合成語で、多くの生き物が生息する空間のこと。「響灘ビオトープ」は2012(平成24)年、30年の時を経てビオトープとして生まれ変わりました。

デコボコとした地形が湿地や淡水池、草原などの多様な環境を生み、さまざまな生物の生息地になりました。烏が巣立ち、メダカが誕生し、ガレキに卵を産み繋殖するコアジサシなど、希少な生き物のいのちの循環が見られるようになったそうです。響灘ビオトープでは、国内では6県でしか確認されていない「ベッコウトンボ」や、希少な「カヤネズミ」など、多様な生き物を観察することができます。

生物の多様性に触れよう

響灘ビオトープは、市民が生物多様性に配慮しながら自然とふれあえる「自然環境学習拠点」でもあります。

併設の「ネイチャーセンター」は、トップライトや大きな窓による自然採光、壁面緑化や緑のカーテン、太陽光発電設備(5.5kw)など自然の力を多く活用した学習施設で、響灘ビオトープに生息する生き物や生物多様性に関する情報を知ることができます。

画像提供:響灘ビオトープ

このほかに、「野鳥観察施設」、コアジサシの営巣地、「観察デッキ」などの施設があります。

外出自粛の日々が続いていますが、広大な野外での自然観察におでかけしてみませんか?
広々とした生き物の楽園でリフレッシュして、すがすがしい気持ちになることでしょう。

(北九州ノコト編集部)
※当面、二番池観察施設の一部を閉鎖しています。

名称 北九州市響灘ビオトープ
所在地 北九州市若松区響町一丁目
電話 093-751-2023
交通 若松駅から車で約20分、小倉駅から車で約30分(都市高速利用)
【若松駅からのルート】【小倉駅からのルート】
入園料 (1)通常 一般100円、小・中学生 無料
(2)団体 (30人以上) 一般70円
(3)年間定期券 一般400円
※「ネイチャーセンター」入館無料
開園時間 9:00~17:00(入園16:30まで)
休園日 火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)
駐車場 無料(普通車65台)

 

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