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万国旗舞う「部埼灯台」 海と灯台ウィークのイベントに行ってみた【北九州市門司区】

(アイキャッチ画像:部埼灯台内部見学者と万国旗)

灯台記念日である11月1日から8日までの一週間、一般社団法人海洋文化創造フォーラムが主催する「海と灯台プロジェクト」の一環として「海と灯台ウィーク2023」が開催されました。

全国50か所以上で海上保安庁が関連イベント開催

期間中は全国57の「海と灯台のまち」参画自治体、企業などが様々なイベントを実施。また、海上保安庁では「普段は登れない灯台の特別公開」や「シンポジウム」などのイベントを全国50カ所で行ったそうです。

(普段余裕がある灯台下の駐車場も来場者が多く、海上保安官の方の交通整理で整然と並べられていた)

北九州市では11月3日(金/祝日)の”文化の日”に、門司海上保安部が管理している国の重要文化財「部埼灯台」内部の一般公開が行われました。部埼灯台については、以前筆者が記事にしています。

当日、筆者も天気に誘われて部埼灯台まで出かけましたが、青空に映える万国旗が風になびいて、穏やかな秋の祭日を祝っているように感じました。

「部埼灯台」は重要文化財指定でファンが増えた?

公開は10時から15時までの5時間でしたが、海上保安庁の担当者に伺うと、今年の来場者は大変多く、常時1時間待ちとなっていたようです。

珍しいフレネルレンズの様子を間近に見て触れられたり、灯塔の途中からテラスにも出たりすることができたことで、関門海峡の絶景を時間を忘れて見入ってしまうなど、一人一人の滞在時間が長かったこともありそうです。また、晴れの得意日と言われている”文化の日”だからこその当日の天気も手伝って、大盛況になったように思います。

(並んで待っても観たい、普段非公開の灯台内部)

結局3時の締め切り時間まで見学の人の列が途絶えることはなく、300人余の方が灯台見学を楽しまれたとのことでした。

報道によりますと、この日は遠く東京や大阪など、コアな灯台ファンの方が部埼灯台を楽しみに来られたようでした。重要文化財に指定されたことで、明治時代初期に建てられた灯台への関心がさらに広まったのかもしれません。

SNSで灯台の魅力を発信

(塔頂には漢字で「西」「東」と書かれた方位計などがついていて、明治時代に建てられた灯台のレトロ感が出ていてオシャレ)

海と灯台ウィークのイベントは8日で終了していますが、「灯台っていいよね」投稿キャンペーンが実施中です。

X(旧Twitter)に灯台の魅力が伝わるコメントや写真、イラスト、短歌などを掲載し、「#灯台ウィーク2023」を付けてポストします。今年いっぱい、募集を続けているようです。

詳しくは「海と灯台プロジェクト」公式ホームページで確認することができます。

※2023年11月10日時点の情報です

(ライター・いるかいる)

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