【八幡東区】祝20周年!今だからこそ「環境ミュージアム」で学べること

(アイキャッチ画像:館内の様子)

4月28日にグランドオープンした「THE OUTLETS KITAKYUSHU(ジ アウトレット北九州)」が何かと話題になっている八幡東区東田地区ですが、そのエリア内にあり、今年で20周年を迎える「環境ミュージアム」をご存知でしょうか。

世界の環境首都を目指す北九州市が「市民のための環境学習」をコンセプトに運営しているこの施設。家族みんなで改めて学びに行ってみました。

写真提供/北九州市環境ミュージアム

「SDGs未来都市」北九州市から世界へ発信

2001年に開催された「北九州市博覧祭」。まだ記憶に新しい人も多いと思います。筆者もまさにその一人で、姉が会場内スタッフとして働いていたという理由もあって、当時は何度も会場に足を踏み入れていました。

その北九州市博覧祭のパビリオンとして誕生した環境ミュージアムですが、環境学習の場、環境活動の拠点として、20周年を迎えた今でも、市内外からたくさんの人が訪れています。

最近良く耳にする「SDGs」という単語。恥ずかしながら筆者がこの単語の意味を知ったのは、つい最近のことです。

2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、17のゴールと169のターゲットから構成され、各地で様々な活動が行われています。「地球上の誰一人取り残さない」という言葉も有名ですよね。

見て、触れて、楽しみながら学べる

写真提供/北九州市環境ミュージアム

環境ミュージアムでは、そんなSDGsをはじめ、地元北九州の公害克服の歴史や、世界の環境問題、身の回りのエコ活動や市民・企業の環境への取り組みなど、いろいろなことが学べます。

我が家の3歳と1歳の息子たちにとっては、随分と難しいテーマなのですが、感覚的に遊べる場所も多かったので、2人とも退屈することもなく楽しんでいました。

生まれてはじめて見る地球儀に興味津々。私自身も地球儀なんて何年ぶりに見たんだろうってくらい、世界を学ぶことからかけ離れていました。

一番盛り上がったのがこのクイズ形式のレバーで、自然素材から生まれる製品の材料を当てようというもの。レーヨンの材料がまさかアレだったとは…。私も夫も夫婦揃って正解することができず。

ただ見て学ぶだけじゃなく、改めて考えさせられるきっかけにも

戸畑育ちの筆者は、洞海湾の歴史にも関心がありました。私が小学生の頃、授業の一環で洞海湾の水質調査をしたのをよく覚えています。当時は決してきれいな海ではなかったのですが、それが今では多くの魚たちが生息するようになり、さらには人も泳げるほどで、時期によってはイルカウォッチングもできるんだとか。

地元の海がきれいになるのは本当に素晴らしいことで、こうして結果として目に見えてくると、もっと自分にできることはないかと、少しでも協力できるように頑張ろうという気持ちになりますよね。

今回、20年ぶりの環境ミュージアムでしたが、そんなに年月が経ったとは思えないほどの建物のきれいさ、館内もコロナ対策含め管理が行き届いていて、幼児連れでも安心して過ごすことができました。

何よりこれだけ学べて無料というのがありがたいです。

1年を通していろんなイベント・ワークショップなども開催されていますが、今年は20周年記念イベントが目白押しとのこと。また子どもたちを連れて足を運びたいと思います。

イベント情報などの詳細は「北九州市環境ミュージアム公式サイト」から確認できます。

■住所/北九州市八幡東区東田2-2-6
■展示室観覧料/無料
■休館日/毎週月曜(月曜が祝日・休日の場合は翌日)・年末年始

※2022年5月6日現在の情報です

(ライター・Kanae.N)

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