「JRA小倉競馬場」夏こそ全力で楽しめるファミリー向けスポット!【北九州市小倉南区】

(アイキャッチ画像:競馬場内の写真パネル)

ある日突然、北九州モノレールに乗りたいと言い出した4歳の長男。目的もないけれど、せっかくだから終点の企救丘駅まで行ってみようかと、パパに小倉駅まで車で送ってもらっていざ出発。

だけど最初の勢いはどこへやら、途中でモノレールに飽きてしまった長男とたどり着いたのは、数十年ぶりの「JRA小倉競馬場」でした。

たまたまレース開催日ということもあって、たくさんの人で賑わっていた小倉競馬場。

パパと次男にも車で現地入りしてもらって、家族みんなで大満喫な一日を過ごすことに。

北九州モノレールと連携したアクセスの良さ

筆者は3歳の頃まで小倉競馬場の近くに住んでいました。なので当時のお散歩コースは決まって小倉競馬場だったそう。

でもその頃は特に子ども向けの施設があったわけではなく、ただ競馬場の砂で遊んで持って帰るというのがお決まりのコース。昔から母にそんなエピソードを何度も聞いていましたが、残念ながら記憶にはないんです。

モノレール競馬場前駅から直接競馬場に降り立つという経験自体も今回が初めてだったのもあって、終始新鮮な気持ちで楽しむことができました。

1999年の小倉競馬場リニューアルに合わせて増築された競馬場前駅の便利さを知るきっかけにもなってよかったなと。いつもは振り回されっぱなしな長男の思いつきなわがままも、役に立つときがあるようです(笑)

車で来た人でも北九州モノレール企救丘駅前無料駐車場に停めれば、企救丘駅から競馬場前駅までの片道切符引換券を、企救丘駅前無料駐車場でもらえるんだとか(小倉競馬開催日およびパークウインズのGⅠ当日のみ)。

乗り物好きの子どもがいる我が家にとって、これは嬉しいサービス。次回はぜひ使ってみたいと思っています。

圧倒的な敷地の広さと管理の行き届いた施設

モノレール側入場門から小倉競馬場に入って進んでいくと、飛び込んでくるこの景色。

もうこの時点で長男のボルテージはMAXで、「おうまさん!おうまさん!」と、ひと目も気にせず叫びまくり。

そんなにお馬さんが好きならとレース場の方まで連れて行ってみると、今度は「救急車!救急車!」と連呼。

まさかまさか、こんなところで救急車を見ることができるとは。しかも一度でこんなにたくさんの救急車を見られる機会はレアな気がします。

すぐに始まった大迫力のレース。ファンファーレの合図とともにスタートした馬たちの足音が鳴り響き、颯爽と風を切る音まで聞こえてきそうなほどの臨場感。

まだ馬券も買っていないのに、ゴール間近ではついつい熱くなってしまいました。

競馬場ということを忘れてしまいそうな遊具の数々

競馬場内には数え切れないほどの遊びスポットがあります。あまりの多さに体験できなかったものもあったんですけど、むしろこれを1日で制覇できるファミリーはいないんじゃないかと。

息子たちが一番ハマったのが『ポンポン噴水』。プールとか海だとまだ少し怖がってしまう息子たちにはこれくらいがちょうどいいようで。

まさかこんなところに来る予定もなかったので、我が息子たちはいつもどおりの私服でしたが、周りのほとんどの子どもたちは気合いの入った水着でした。皆さんよくわかってらっしゃる!

すぐ隣で遊んでいた子は着替えた矢先にまた水に向かって走って行ったりで、はしゃぐ子どもたちの歓声に混じって、親たちの悲鳴も聞こえたり。水着+2回分の着替えを持っていくのが確実かなと思います(笑)

遊び場を色々と見て回っていて特に感心したのは、スタッフの多さです。設備の綺麗さはもちろんですが、広すぎるほどの敷地内には隅々まで多くの従業員が配置されていて、ちょろちょろと動き回る年頃の子を持つ親としてはありがたいなと感じました。

もちろん親が目を離さないに越したことはありませんが、魅力的な遊具が多ければ多いほど、子どもたちの瞬間移動スキルは格段に上がってしまいますよね。

屋内施設の『キッズプラザ』と『わくわく子ども広場』は、整理券必須なので注意が必要です。残念ながら今回は整理券をゲットならずで、屋内遊具では遊べませんでしたが、次は必ず朝一番に来ることを決意しました。

オススメコースは、朝イチに入場して真っ先に『キッズプラザ』に向かい、昼すぎからの整理券をゲット。そして午前中の涼しいうちは屋外の『ふわふわドーム』や『ポンポン噴水』で遊び倒して、昼にはフードコートでランチ。おなかがいっぱいになったところで、整理券を使っての『キッズプラザ』と『わくわく子ども広場』!

夏休みの間はこれが鉄板の流れとなりそうです。

誰と来ても楽しい まるでここはテーマパーク

『競馬場は賭け事をしにいくところ』というイメージ。今となってはもう古いのかもしれません。おじさまたちよりも圧倒的なファミリー層の多さに、最初から拍子抜けしっぱなしの一日でした。

ちなみにお馬さんに興味はあるけれど、競馬って難しそうだし、敷居も高そう!って思っている女子たちに朗報。小倉競馬場4階には、『UMAJO SPOT』っていうなんだかかわいくて楽しそうな女性のためのリラックススペースがあるんです。

入り口からしてもうかわいい! 中ではUMAJO限定のオリジナルスイーツやお土産なんかも販売されています。

誰でも参加できるビギナーズセミナーも定期的に開催されているそうで、競馬の知識がない初心者さんでも楽しめるような工夫が、施設内のあちらこちらで見受けられました(ビギナーズセミナーはオンラインでも受講可能)。

ファミリーだけじゃなく、カップルでも、友達同士でも、もちろんお一人様でも。老若男女問わず、誰と来ても絶対に楽しめる施設って貴重だと思うんです。

何より自分が幼少の頃に通っていた場所に30年以上経った今、4歳と1歳の息子たちを連れて来たということにも、とても感慨深いものがありました。

我が家からは少し遠いのですが、これだけ喜んでもらえるのなら、これからも惜しみなく通えそうです。

最新のイベント情報や施設情報は「JRA公式サイト」から確認できます。

■住所/北九州市小倉南区北方4-5-1
■駐車場/料金1000円 ※パークウインズ時(場外発売時)は500円

※2022年8月23日現在の情報です

(ライター・Kanae N.)

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