ノスタルジックな建物が立ち並ぶ「若松南海岸通り」 人気の撮影スポット

(アイキャッチ画像:旧古河鉱業若松ビル)

「若松南海岸通り」とは、若松区側の洞海湾沿いに立ち並ぶ大正時代の建物群を中心としており、近代港湾都市固有の帯状の都市空間を指します。

今回は、撮影スポットとしても有名な「若松南海岸通り」について取り上げます。

日本で唯一! オリジナル景観が残る港湾都市

若松南海岸通りは「若松バンド」とも呼ばれています。

バンドのオリジナルな景観を残す港湾都市は、港湾機能を失った都市を除くと、日本ではここ若松だけだそう!

若松南海岸通りにある建造物は、「旧古河鉱業若松ビル」「旧ごんぞう小屋」「若戸大橋」「栃木ビル」「石炭会館」「旧麻生鑛業ビル(平成18年12月に解体)」「上野ビル(旧三菱合資若松支店ビル)」が挙げられます。

旧ごんぞう小屋

大正時代に建てられたものが多く、それらは石炭積出港として発展した若松区の歴史に関わっています。外観だけでなく建物の中も当時の雰囲気が残っており、撮影にも人気です。

若戸大橋

特に上野ビルは天井が吹き抜けになっているため開放感があります。観光客が撮影するだけでなく映画やドラマなどの撮影が行われることもあり、「映画の街」と呼ばれる北九州市の中でもよく撮影が行われるスポットの一つでもあります。

碇をモチーフにした鎖やカモメの柄を取り入れたタイル壁なども点在

海岸通り一帯には碇をモチーフにした鎖やカモメの柄を取り入れたタイル壁など、海の街を象徴するものが多く点在しています。

海を象徴するものの他に、建造物や若松の歴史について知ることができる案内板も多く設置されています。若松の歴史に触れながら、若松南海岸通りを巡る1日という過ごし方もいいかも!

大正時代のおもむきを感じるノスタルジックな「若松南海岸通り」にはカフェや雑貨店などがある建物もあるので、散策途中にいろいろのぞいてみたくなりますよ。

旧古河鉱業若松ビル

■所在地:北九州市若松区本町1丁目15
■参考:若松南海岸(若松バンド)|北九州市若松区

※2022年9月28日現在の情報です

(ライター・abc.hikari)

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