今年も靴下を履いた『マカロニ星人』に遭遇 小倉の冬の風物詩【北九州市小倉北区】
北九州市役所そばの紫川にかかる「中の橋」(通称「太陽の橋」)の歩道に一直線に並ぶ7体のオブジェ。その特徴はなんといっても「マカロニ」や「ちくわ」のようにも見える不思議な筒状の頭部にあります。
そのため、北九州市民には『マカロニ星人』と呼ばれ、親しまれているこのオブジェですが、毎年冬になるとなぜか靴下を履いているのを知っていますか?
今年は結晶模様の赤い靴下や猫のグレーの靴下など
今年の冬ももう靴下を履いているらしいとの情報を聞きつけ、編集部員も実際に現地に行ってきました。
すると確かに、結晶模様の赤い靴下、猫のグレーの靴下など、色や模様のさまざまな靴下を片足に身につけた『マカロニ星人』の姿がありました。
靴下の履いている方の足をあげ、振り向きざまにこちらを見る様は、心なしか自慢げにも見えてきます。
誰が何の目的で靴下を履かせているのかは不明
暖かくなってくると、いつの間にか靴下は脱がされてしまうのですが、誰が履かせているのかは不明。一体誰が何のために?と気になるところではありますが、北九州市民にとっては「今年もそろそろ靴下履いているかな」「マフラーしてたことなかったっけ?」とすっかり冬の風物詩となっている『マカロニ星人』の靴下姿なのです。
正式名称は『宇宙七曜星の精』
ちなみに『マカロニ星人』の正式名称は『宇宙七曜星の精』。グラフィックデザイナーの故・福田繁雄さんが手掛けたオブジェで、春分・秋分の前後に太陽の光が頭部の空洞に差し込み、歩道上に北九州市の市花「ヒマワリ」の影ができる仕組みとなっています。
※2022年12月29日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)