• HOME
  • 記事
  • 暮らし
  • 旧古河鉱業若松ビルで『ゴスペルカフェ』 歌声に魅了されるひととき【北九州市若松区】

旧古河鉱業若松ビルで『ゴスペルカフェ』 歌声に魅了されるひととき【北九州市若松区】

(アイキャッチ画像:ゴスペルカフェの様子)

5月21日、朝から海辺でのんびりした時間を過ごそうと、行きつけの「旧古河鉱業ビル」(北九州市若松区本町1−11−18)へ向かった筆者。

館長の若宮さんと話をしていると、たくさんの人たちが1階大ホールへ。

何があるのか聞いてみると、昼からゴスペルカフェを開くので、その準備をしているとのこと。

「聞きに来ませんか?」とのお誘いに、ゴスペルを聞いたことがなかった私は見学させてもらうことにしました。

複数のゴスペル団体の発表会

午前10時半前から始まったリハーサルは、たった数人の歌にも関わらず圧倒的な迫力があり、本番が楽しみになりました。

リハーサル中にお話を伺うと、本日のゴスペルカフェはいくつかのゴスペル団体(クワイア)が集まり、内部発表のイベントとのこと。

会場にいるのは、一般客ではなく、出演者であり観客である人たちです。

午後1時、再び会場へ向かうと、いよいよゴスペルカフェの始まり。

司会者の話で、今回のカフェは1年半ぶりのイベントだと言うことを知りました。皆さん、待ちに待っていたようです。

話のあとは、指や身体を使って「LOVE」の文字を会場のみんなでリズムに乗って表現。

それが終わると、トップバッターとしてシスターの衣装に身を包んだ7人の女性たちが登場。ちょっとした劇を交えながら進んでいく形式で、会場も一体化し、盛り上がっていく様は素晴らしいと感じます。コスチュームから、映画「天使にラブソングを…」を思い出していました。

2番目に登場したのは、男女混合7人組。ゴスペルはほとんどが英語で歌われますが、日本語でのゴスペルも歌っていました。

パイプオルガンの音から始まったステージは、途中、しんみり聞かせる曲があるかと思えばアップテンポで盛り上がる曲もありました。

2番目の出演者のステージが終わると「みんなで歌おうコーナー」。

歌いたい人たちが自分の名前とパートを書いた紙を箱に入れ、クジで選ばれた人が数人ずつ舞台上へ。

「みんなで歌おうコーナー」2曲目は、くじ引きかつ「歌いたい人は誰でもどうぞ」形式で大勢の人たちが舞台に上がります。

この後も、まだまだゴスペルカフェは続いたのですが、残念ながら時間の都合で最後まで聞くことが出来ず。

偶然出会ったゴスペルカフェは筆者にとって初めてのゴスペル鑑賞経験となりましたが、素晴らしい!のひとことでした。

魂の叫び、神への賛美を身体全体を使い表現。歌いたい人たちが、歌いたい人たちと、会場みんながひとつになる。

一人ひとりがソロシンガーのように素晴らしい歌声で、マイクはいらないんじゃないかと思うくらいの声量。会場の外を歩いている人たちが、立ち寄っていくほどの盛り上がりを見せていました。

1年に1回開かれる、ゴスペルカフェ。偶然、取材させていただく機会に恵まれて、本当に良かったです。また、来年、素晴らしいゴスペルを聴けることを楽しみにしています。

北九州市でのゴスペルカフェ情報はFacebookで確認できます。

※2023年5月24日現在の情報です

(ライター・Hanako Sakura)

関連記事一覧