「部埼灯台」初夏の花だより 紫陽花や青紅葉など【北九州市門司区】
雨やどんより雲の多い日が続きますが、この季節、梅雨の晴れ間にもってこいのドライブコースが門司区の「部埼(へさき)灯台」です。
部埼灯台は令和2(2020)年12月23日に国指定の重要文化財に指定されて以降訪れる人が増えていますが、実際白い灯台が『映える』ので女性や家族連れ、遠方からの観光客にも人気があり、多くの人々が写真を撮っている姿が見られます。
また、この季節は部埼灯台の花たちが一番美しい季節です。初夏に灯台の敷地に咲いている花々を紹介します。
海とのコラボも美しい色とりどりの「紫陽花」
まずはこの季節を代表する花、「紫陽花」です。
灯台の「潮流観測所(旧官舎)」の裏手にもずっと植栽されています。
長く続く灯台の階段や、灯台を囲むように芝生の柵にそってぐるりと植えられています。
星が散らばっているように見えるガクアジサイも今ちょうど見ごろとなっています。
目に染みる鮮やかな「青紅葉」 これからは「アガパンサス」も楽しみ
灯台の階段を上って行った先の一段高くなった場所は青紅葉が目に染みるほどです。
中には赤く色づいているように見える木も見えると思いますが、これはもみじの花が咲いている姿です。
かわいいヘリコプターの回転翼みたいな形をした花はやがて実が膨らんできて秋には翼果を使って遠くに種を飛ばします。
そのほか今から咲く楽しみな花は「アガパンサス」です。
濃い青のつぼみが開花すると薄いブルーの花がラッパのように咲き、1本1本が冠のように見えます。
以前も記事でご紹介しましたが、部埼灯台は毎月第2日曜日に「美しい部埼灯台を守る会」のボランティアの皆さんが木の剪定や草刈りなど管理しているので、いつも美しく保たれています。次回の活動日は7月9日を予定。ボランティアはいつでも参加歓迎とのことで、ボランティアスタッフとして灯台のバックヤードなども接する機会があるようです。
※2023年6月20日現在の情報です
(ライター・いるかいる)