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北九州市立美術館分館「アルフォンス・ミュシャ展」 約500点展示【北九州市小倉北区】

(アイキャッチ画像:北九州市立美術館分館のあるリバーウォーク北九州)

リバーウォーク北九州内にある北九州市立美術館分館(北九州市小倉北区室町1-1-1)で、7月15日から「アルフォンス・ミュシャ展 アールヌーヴォーの華」が開催されます。

今展の会期は、2023年7月15日~8月27日。会期中は無休です。

6月4日まで開催されていた福岡市美術館「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」の展示とは内容が異なっています。

ポスター、装飾パネルをはじめ、切手、商品パッケージなど約500点を展示

19世紀末から20世紀初頭、ヨーロッパで花開いた芸術様式「アール・ヌーヴォー」を代表する画家、アルフォンス・ミュシャ(1860~1939)。 ミュシャが描いた植物文様で彩られた優雅な女性像は「ミュシャ・スタイル」と称され、今なお、多くの人を魅了しています。

チェコ出身のミュシャが一躍、有名になったのは19世紀末のパリ。34歳のミュシャが描いた舞台女優サラ・ベルナールの演劇「ジスモンダ」の宣伝ポスターが大評判となり、その後は画家、デザイナーとして輝かしい足跡を残します。

しかし、祖国チェコ、スラヴ民族への愛は変わることはありませんでした。50歳でチェコに帰国したのちは、祖国の平和を願う想い、スラヴ民族の誇りを作品に刻み込みます。

ミュシャは代表作の「スラヴ叙事詩」のほか、チェコ・プラハ市民会館の壁面装飾や同国独立に伴う切手や紙幣など新国家に関連するデザインも手がけました。

今展ではミュシャ作品の世界的収集家として知られる尾形寿行氏のコレクションからポスター、装飾パネルをはじめ、デザイン集、ポストカード、切手、紙幣、商品パッケージなど約500点を展示、その生涯に迫ります。

「スラヴ叙事詩」「動くミュシャ」含む全作品の写真撮影OK!

今展では、ミュシャが後半生のすべてを捧げて描き上げた「スラヴ叙事詩」全20点をスライドで紹介されます。

また、関西大学総合情報学部の井浦研究室(井浦崇教授)が制作したプロジェクション・アート「動くミュシャ」(5分12秒)も公開。こちらは、大阪府堺市の「堺アルフォンス・ミュシャ館」以外の展覧会では初めての一般公開となります。

会場内は全作品の写真撮影ができます。SNSの発信も自由とのことですが、動画撮影、フラッシュ、自撮り棒、三脚を使っての撮影は禁止です。

会場内の特設ショップでは豊富なミュシャグッズを販売。各種文具、エコバッグをはじめ、当時のポストカードなどOGATAコレクション額装品などもあります。

「尾形寿行氏のギャラリートーク」や「ポストカードプレゼント」など関連イベントも

7月15日・16日、7月29日・30日の各日2回、OGATAコレクション所蔵者の尾形寿行氏による「ギャラリートーク」が開催されます。作品解説はもちろん、コレクションのウラ話まで会場を回りながら話を聞くことができます。参加費、事前申し込みは不要ですが、展覧会の観覧料が必要です。

会期中である7月24日、アルフォンス・ミュシャの誕生日を迎えます。ミュシャの生誕を記念して、当日は先着100人にポストカードがプレゼントされるとのことです。

詳細は北九州市立美術館ホームページで確認することができます。

■会期/2023年7月15日~8月27日
■開館時間/10:30~18:00(入館は17:30まで)
■入館料/一般1300円、高大生800円、小中生600円

※2023年7月13日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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