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「門司港美術工芸研究所」公開講座「こどもへのアプローチ」に参加してみた【北九州市門司区】

(アイキャッチ画像はイメージ)

JR門司港駅から徒歩約5分、プレミアホテル門司港を右手に海岸沿いを歩き、門司港レトロの跳ね橋を渡ってすぐ、門司港レトロ観光物産館「港ハウス」2階にある「門司港美術工芸研究所」

今秋、子ども向けのアートスクールを開設する同施設が、スクール開設にあたって、事業に携わるスタッフや地域の大人向けに専門家を招いた公開講座「こどもへのアプローチ~素材編~」を行うと聞き、7月8日に参加してきました。

「遊び・学び・勉強・芸術」を図に表すグループディスカッション

講師は美術家・奈良教育大学美術教育講座准教授の樋口健介氏。

前半は「遊び・学び・勉強」を紙とマジックペンを使って図に表すというグループディスカッション。途中、「芸術」も加えて図に表すようお題が出て、頭の中にある認識を図に表して人に伝えるということに挑戦。

これがなかなか難しく、しばし考えましたが、何人かの発表のあと、講師がこれまでに出逢った学生たちの「遊び・学び・勉強・芸術のまじわりの図」について説明があり、これが正解というものはなく、千差万別、それぞれに思いがあり、始終「なるほど~」と自分の認識との違いを感じ、新鮮な気持ちになりました。

クリアファイル越しに描くお隣さんの顔

後半はクリアファイルとマジックを使ったワーク。もともと、言葉でのコミュニケーションが苦手だったという講師。被写体を写しとることができる透明な素材は、紙に絵を描くことと比べるとハードルが下がり、実践してもらいやすいのだそう、講師自身、仮面や被り物が好きということもあり、子どもたちとのワークショップでもよく行うワークだといいます。

実際に、はじめましてのお隣さんの顔をクリアファイル越しになぞり書きしてみました。宙に浮いた状態で描くので、顔のパーツの位置がずれたりと、思ったようにはいきませんでしたが、それが味になって、なかなかのアート作品が完成しました。そして、自分の顔を誰かに描いてもらうなんて、筆者の人生の中では、なかなかない事でしたが、どんな仕上がりになるのか、描かれている最中もわくわく、楽しみでした。できあがった作品は、思い思い好きな場所に飾りました。透明な素材なので、飾る場所でもまた違った雰囲気に映ります。

それぞれに描いた作品を見て、会話が生まれ、講師の言葉とおり、芸術はコミュニケーションツールの1つであると感じました。また、ものづくり・美術・芸術は敷居が高いものと感じていましたが、今回の公開講座に参加して、芸術は身近にあるもの。人と人との関りあいの中でより深まるものだと実感しました。

今後のアートスクールではどんなワークが行われるのか、今後の活動から目が離せません。

9月に開催予定「アートスクール あそ美のひろば(仮)」

門司港美術工芸研究所では未来のアーティストを育むべく、今秋9月16日に「アートスクール あそ美のひろば(仮)」を開催予定。対象は小学校低学年以下、月2回(全10回)、募集人員は先着10人の予定。同時に同スクールをサポートするスタッフ(ボランティア)も募集中。

ここ門司港から北九州の文化・芸術を発信!10年後、20年後の未来はどんなまちになっているのか、この先の未来が楽しみですね。

「アートスクール あそ美のひろば(仮)」の詳細は門司港美術工芸研究所ホームページで確認できます。

【門司港美術工芸研究所】
■住所/北九州市門司区東港町6-72 港ハウス2階
■営業時間/10:00~17:00
■休館日/月曜(祝日の場合は開館)・年末年始
■入館料/無料
■駐車場/近隣にコインパーキングあり

※2023年7月16日現在の情報です

(ライター・kohalu.7)

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