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大谷翔平選手のグローブが北九州に! 足立小学校での贈呈式に密着【北九州市小倉北区】

(アイキャッチ画像:寄贈されたグローブを手に笑顔を浮かべる生徒)

メジャーリーグで活躍中の大谷翔平選手が国内の全小学校に寄贈したグローブ。ついに北九州市にも届き、市内の小学校(126校)、特別支援学校小学部(7校)に配布されます。

この取り組みは、大谷選手が自身のインスタグラムで日本国内約2万校の小学校に約6万個のグローブを配布すると発表したもの。より多くの子どもたちが野球の楽しさや素晴らしさを体験し、野球の普及と子どもたちの体力向上や健康促進に貢献したいと願いスタートしました。

1月12日、北九州市立足立小学校(北九州市小倉北区宇佐町1-6-7)で贈呈式が行われた様子を紹介します。

寄贈されたのはジュニア用グローブ3個

寄贈されたのは、ニューバランスのジュニア用グローブ3個。右利き用が2個と左利き用が1個で、小学校低学年用のサイズです。グローブ一つ一つに、大谷選手の写真とX(旧Twitter)などで話題になっている言葉「野球しようぜ!」のメッセージがついていました。

足立小学校の上嶋弘幸校長によると、今後は職員室の前に飾り、全児童が触れるようにするとのこと。「学校の保護者や地域の人も、要望があればグローブを見られるようにする」と話しました。

また、現在は体育の授業で野球を行うことがないため、道徳の授業で「夢をあきらめない」をテーマにグローブの寄贈について取り上げる予定だそうです。

グローブをお披露目 全校生徒から「わーっ!」という歓声が上がる

校長先生から「今日はみなさんが待ちに待った、大谷選手から贈られたグローブの贈呈式です」と話があり、大谷選手の紹介をすると、バックミュージックが流れ始めました。そして、グローブにかけられた白い布をさっとはずすと、生徒たちから「わー!」っと歓声が上がりました。

グローブは1、2、6年生の代表児童3人へ贈呈され、一人が受け取るごとに「おー!」という声と大きな拍手がおこります。


校長先生の「さぁ、みなさんによく見せて」という声掛けにより、腕を高くあげて笑顔を浮かべ、グローブを全校生徒に見せます。さらに大きな拍手が体育館に響き渡りました。

地域の野球チーム「足立クラブ」所属の代表者でキャッチボール

早速、寄贈されたグローブでキャッチボールが行われました。キャッチボールをするのは、地域の野球チーム「足立クラブ」に所属する1、2、6年生の代表9人です。

ボールがキャッチできる・できないに関わらず、「キャー」や「すごーい」と他の子どもたちの声が聞こえます。

先生、生徒の全員が「がんばれー!」と応援し、5分程度のキャッチボールは大盛り上がりとなりました。

最後に教務主任の中村千恵先生から「みなさんも、大谷選手からいただいたグローブからポジティブなパワーをもらい、プレッシャーに負けない、そして、チャレンジする強い気持ちをもって前向きな姿勢で生活していきましょう」と、終わりの言葉で締めくくられ、贈呈式は終了しました。

キャッチボールをした感想は?


贈呈式の終了後、キャッチボールをしていた6年生の中原斗輝(とき)さんは、「硬くてボールが捕りにくかった」と新品のグローブについて率直な感想。大谷選手の二刀流にあこがれており、将来は野球選手になってホームラン王になりたいと夢を語りました。

また、同じく6年生の篠原璃央(りお)さんは、「大谷選手からもらったグローブなので緊張した」とし、野球が上手くてムードメーカーな大谷選手はかっこいいと話しました。上着を脱ぐと、大谷選手が現在所属しているロサンゼルス・ロジャースの真っ青なTシャツを着ていました。

「足立クラブ」でほぼ毎日のように練習し、キャッチャーとピッチャーとして活躍している2人。「1年生など下級生に野球が楽しいと伝えたい」「みんながこのグローブを使いたいと言ってくれるといいな」と話し、みんなに野球を楽しんでほしいという大谷選手の考えが、子どもらにもすでに広まっている様子でした。

※2024年1月12日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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