モーニング専門店「とんとん拍子」期間限定・冷たい豚汁！【北九州市小倉北区】

（アイキャッチ画像はイメージ）

寝苦しい夏、疲労しがちな夏、バテて食欲うすい夏…朝ごはん、ちゃんと食べていますか？

昨年11月に小倉駅前にオープンした豚汁モーニング専門店「とんとん拍子」は、今年『はじめての夏』を迎えました。

元気が出る夏限定メニューを続々展開、好評を得ていると聞き、さっそく足を運んでみました。

開店以来、これまで温かい豚汁を提供してきた「とんとん拍子」。

店内は空調が効いているので、涼しい空間で温かいものも美味しく食べられるものの、外は暑いので、夏バテ防止などもふくめて何か出来ないかを日々考えてきたという店主。

そこで作ったのは、なんと冷たい豚汁です！

7月にはじめて提供して好評だったそうで、8月いっぱいまで続けるそうです。その間は温かい豚汁は休みとのこと。

「冷製とん汁」は具材が月替わりで、変化を楽しみながら味わうことができます。

筆者は7月・8月それぞれ食べてきました。

7月はきゅうりや長いも、大根や人参、そして冷めても柔らかい五島豚の豚汁はとても美味しかったです。

8月は、主役の五島豚に、枝豆、コーン、トマト、ジャガイモという組み合わせ。トマトは優しい酸味で、終始さっぱりと美味しくいただきました。

和食の基本の合言葉「まごはやさしい（豆・ごま・海藻・野菜・魚・キノコ類・いも類）」のテーマは、冷製とん汁になっても変わりません。また、お米、ベジブロス（野菜の出汁）、味噌や、贅沢モーニングの「ごはんのお供2品」の「月替わり」も引き続きです。

8月の「贅沢モーニング」の「ごはんのお供」のひとつに「さばとしめじのカレー炒め」があります。

とんとん拍子の通常の豚汁の提供スタイルは、小皿にのった味噌3種類を、食材の入ったお椀にベジブロスを注いで溶いていくのですが、冷製とん汁はすでに味噌（1種類）で溶いており、お客さん自身で味噌を溶く楽しみが無い分、楽しみをプラスしたいという発想から、御飯のお供で味変ができるように工夫したそうです。

店主おすすめの味変を、とん汁を完食する前にやってみることに。

「カレー炒め」をのっけて、御飯を少量入れて…と提案なるままに筆者も体験しました。〆の雑炊のような感覚で楽しみました。美味しかったです。

なお、9月からは通常の温かいとん汁になるとのことです。

今回、冷製とん汁を提供するにあたり、器を探しに出かけたという店主。最高の出会いに感激したそうで、カウンター上で出番が来るまでオブジェのように飾られていました。

昼は「和紅茶専門店HORN」、夜は「BAR HORN」の店舗を、午前中のみ借りて営業をしている「とんとん拍子」。「HORN」の素敵な店内とピッタリ合っており、朝からゆったりと贅沢な気分に浸れる素晴らしい空間、とても癒されます。

自家製の梅ジュースとレモネードは、テイクアウトで各500円。

モーニングを注文したお客さんへの食後の提供では100円引きの400円でOKとのこと。

どちらも飲んでみました。

梅ジュースは酸っぱさは無く、まろやかですっきりとした甘さ、後味さっぱりで食後にも最適。果肉はシャキシャキとした食感で美味でした。

レモネードは瀬戸内レモン、酸味は弱めです。ほどよくシロップ漬された輪切りのレモンも絶妙な甘さ、適度な食感が楽しめます。

なお梅もレモンもどちらも無農薬。うれしいですね。

テイクアウトにも力を注いでおり、9種類ほどある「ミニカップご飯」は200～300円で展開されています。

筆者はベーシックな「梅おかか」「コーン」「枝豆」にしました。枝豆の優しい塩加減、コーンの甘味、梅おかかの酸味と食感、御飯はやや固めの炊き具合。よく噛んで健康になってほしいという願いが込められているということです。

売り切れ御免になることもあるので、インスタグラムのDMでの予約がおすすめとのことでした。

好奇心旺盛な店主は、不定期にイベントを開催。時折マルシェにも出店する「とんとん拍子」。企画のラインナップをみると、人を楽しませたい！自身が楽しいと思うことを共有もしたい！という想いが伝わってきます。

講師を招いての「みそ玉作り」をはじめ、他のカフェとつながりでの「出張お弁当販売」や「激辛豚汁味変イベント」など、好評のうちに終了。先月開催された「角打ちとんとん」は、店主念願の完全予約制の角打ちイベント。定員オーバーになったため、これはシリーズでまた行いたいとのことです。

詳しい情報は「とんとん拍子」インスタグラムで見ることができます。

■住所／北九州市小倉北区京町3-6-6
■営業時間／7:00～12:00（オーダーストップ11:00）　※現金のみの取り扱い
■店休日／不定

※2023年8月16日現在の情報です

（ライター・しまだじゅんこ）