門司港と唐戸を5分で結ぶフェリー「関門連絡船」に乗ってみた【北九州市門司区】
北九州市から下関市に行く手段はいろいろありますが、船でも行けること知っていますか?
「関門連絡船」は、門司港と唐戸をたったの5分で移動することができます。観光での利用が多いですが、地元の人にとっても重要な交通手段となっています。
そんな「関門連絡船」に実際に乗った様子や、知っているとお得なフリーパスについて紹介します。
20分~30分ごとに出航する「関門連絡船」
門司港と唐戸を5分で結ぶ「関門連絡船」は、20分~30分ごとに出航しています。
門司港の乗り場は門司港桟橋(マリンゲートもじ)で、JR門司港駅から徒歩3分程の場所にあります。一方、唐戸の乗り場は下関唐戸1号桟橋(唐戸ターミナル)で、唐戸市場やカモンワーフのそばです。
観光の中心地を結んでいるということもあり、観光客の利用が多いですが、地元の人は電車やバスと同じように移動手段として活用しています。
運航する船によって、船内の空調の効いた席や、後方デッキ席、2階のオープンデッキ席などがあります。オープンデッキ席に座ると、冬は水しぶきと風で寒く感じますが、夏は少々水しぶきがかかっても気持ちが良いです。
「トライアングルフリーパス」は一日乗り放題
「関門連絡船」の乗船には、一日乗り放題になる「トライアングルフリーパス」があります。料金は、1人あたり大人は1000円、子どもは500円です。通常運賃は、1人あたり大人片道400円、子ども片道200円なので、1.5往復以上するのであればフリーパスの方がお得になります。
土曜や日曜、祝日は、門司港や唐戸でのイベント開催も多く、「トライアングルフリーパス」を使うと料金を気にせず何度も往復できます。
武蔵と小次郎決闘の地「巌流島」まで10分
門司港や唐戸から、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地として知られる「巌流島」に10分で行ける「巌流島航路」もあります。
島からは真正面に関門橋を、両岸に門司港と下関の海峡ゆめタワーも見えますよ。
「巌流島航路」の乗船は、平日は唐戸桟橋からのみ可能。そのため、門司港からは一度「関門連絡船」で唐戸へ渡ってから乗り換えが必要です。また、同航路でも「トライアングルフリーパス」を使用できます。
12月から2月は日が落ちるのが早く、最終便の出航時間も早まるので気をつけましょう。運航時間など詳細は関門汽船のホームページで確認できます。
※2023年12月21日時点の情報です
(ライター・にわかなみ)