• HOME
  • 記事
  • おでかけ
  • 「現地のこどもたちが描くウクライナ展」に行ってみた 北九州市立美術館分館で開催中【北九州市小倉北区】

「現地のこどもたちが描くウクライナ展」に行ってみた 北九州市立美術館分館で開催中【北九州市小倉北区】

(アイキャッチ画像:北九州市立美術館分館入口)

リバーウォーク北九州内にある北九州市立美術館分館(北九州市小倉北区室町1-1-1)で開催中の「現地のこどもたちが描くウクライナ展」に行ってきました。入場は無料で、2月19日まで開催されています。

今回は展示内容について、レポートします。

「WAR(戦争)ゾーン」と「HOPE(希望)ゾーン」

「現地のこどもたちが描くウクライナ展」では、ウクライナの子どもたちが家族の安全や平和を願って描いた絵画、約100点が展示されます。

入口には「戦場のお父さんへ」という言葉と共に大きく描かれていた絵がありました。タイトルは、「生きて帰ってきてね」。

展示は、ウクライナの現状について伝える「WAR(戦争)ゾーン」と、平和な世界が想像された世界を描く「HOPE(希望)ゾーン」に分かれています。「WAR(戦争)ゾーン」では、会場が薄暗い照明となっており、ウクライナの現状が視覚的にも演出されていました。

入るとすぐの場所には、ウクライナで被災した学校のデータが州ごとに記されています。被災した学校数で色分けされており、100校以上被災した州であることを示す、濃いブルーの色が目立ちます。


その横には戦争のタイムラインが記載されていました。2022年2月から約2年間の出来事が記されています。


中に進むと、血の涙を流している顔や赤く燃えている建物、白黒で描かれた戦火の街の様子など戦争の被害を表す絵が展示されています。
印象的だったのは、ウクライナの国旗から血の涙を流す目が6つ描かれていた絵。イエバ・グレフさんの作品で「私たちは許さない・・・」という題名でした。

ウクライナの子ども達へメッセージが届く黄色いポスト

「HOPE(希望)ゾーン」には、色鮮やかに描かれた平和を願う絵が多数展示されていました。特に国旗やハートの絵が多く感じます。

また、会場にはメッセージコーナーが設置され、黄色いポストを置いています。段ボールなどでできた手作りのものだそうです。ウクライナの国旗の色である黄色と青を使用し、錆の具合も絵具で表現されています。

テーブルにある用紙に手紙を書いて黄色のポストに投函すると、ウクライナの子ども達に翻訳されたメッセージが届くそうです。

詳細は北九州市立美術館ホームページで確認できます。

※2024年2月9日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

関連記事一覧