高槻小学校児童が「景観まちづくり学習」の取り組みを発表 ホタルの歴史など学ぶ【北九州市八幡東区】
北九州市は子どもたちの景観に対する関心を高める「景観まちづくり学習」を実施しています。八幡東区の高槻小学校ではこのたび、昨年10月から12月までの期間に実施した「景観まちづくり学習」での取り組みについて、6年生児童が全校生徒の前で発表しました。
取り組みを聞いた全校児童が「景観」に興味を抱く良い機会になったようです。
児童が地域の魅力を守り引き継いでいく
高槻小学校は近くの槻田川に蛍が生息する自然豊かな環境に位置しています。児童らはこれまで、「ほたる飼育小屋」の菅理を手伝うなど高槻地区の蛍の歴史について学習してきました。
今回の「景観まちづくり学習」では、自分たちが地域の魅力を守り引き継いでいくために何ができるかを話し合い、発表しました。
主な学習内容としては、「情報収集などの活動を楽しみながら、意欲的に取り組み、地域に関心をもつ」「活動を通して得た情報や知識をもとにして、地域のよさを見出す」などが挙げられます。
児童たちは学習により、景観や自然を守る取り組みや地域の歴史を知ることができたようです。
「景観まちづくり学習」とは
「景観まちづくり学習」は国土交通省が作成したもので、小中学校の「総合的な学習」の時間等を用いて展開ができる手引きやモデルプログラムのほか、具体的な教育実践事例も紹介しています。
北九州市では「景観」は地域の歴史、自然や風土、文化や伝統など暮らしや様々な営みで形成されており、個性豊かで美しい景観は人々に地域への愛着や誇りを育むものとして、子どもたちの景観に対する関心を高める「景観まちづくり学習」を行っています。
※2024年5月3日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)