ゼンリンミュージアム初の企画展 1月9日からスタート

リバーウォーク北九州14階に位置する「ゼンリンミュージアム」(既報)では、2020年6月のオープン以降、初開催となる企画展「地図に描かれたCocuraと北九州」が2021年1月9日(土)からスタートします。

今回の企画展は、通常の入館料で常設展&企画展のいずれも鑑賞することができるので、この機会にゼンリンミュージアムを堪能してみませんか。

地元「北九州」をテーマにした地図や資料30点が登場

フランシスコ・ザビエルが布教に訪れた“Cocura”(小倉)は、江戸時代のはじめ頃から西洋製の日本図に描かれるようになりました。その後、明治から大正にかけて港や鉄道などが整備され、「北九州」工業地帯が形成されます。日本の近代産業の礎を築いた工業地帯は、高度経済成長期に「北九州市」となり、関門トンネルや関門橋など交通インフラの整備が進み、観光都市としての姿も見せ始めます。

今回の企画展では、地元「北九州」をテーマにした、江戸時代から現代に至るまでの地図や資料30点を展示。西洋人が見た“Cocura”が、産業と観光の街“北九州”に変わるまでの過程を、貴重な地図や資料とともに紹介されます。

善隣出版社 西日本住宅詳細図「小倉市」1959年(昭和34年) 写真提供:ゼンリンミュージアム

「Zキュレーター」による企画展ガイドツアー

企画展「地図に描かれたCocuraと北九州」の会期中の平日(休館日を除く)午後2時~午後2時30分は、地図の楽しみ方を伝えてくれるスタッフ「Zキュレーター」による企画展ガイドツアーも実施されます。参加費は無料。事前予約不要なので、気軽に参加を。参加人数によっては少人数のグループに分けて複数回行われます。

世界で唯一のモレイラによる「日本図」など、常設展示も必見

昨年11月に閉館した「ゼンリン地図の資料館」をリニューアルした「ゼンリンミュージアム」は、”歴史を映し出す地図の博物館”。常設展示されているのは、ゼンリンが収蔵する西洋古版日本地図コレクションの中から厳選した地図と史料120点余り。16~19世紀にヨーロッパで作られた日本図や、伊能図をはじめとする国内製の地図などが歴史や文化の紹介と共に公開されています。中でも、世界で唯一のモレイラによる「日本図」は必見です。

企画展名 地図に描かれたCocuraと北九州
会期 1月9日(土)~3月31日(水)
開館時間 午前10時~午後5時(最終入館午後4時30分)
休館日 月曜休館(ただし、祝日の場合は翌平日)
入館料 一般1000円、保護者同伴の小学生以下は無料 ※通常の入館料で企画展も観覧可
会場 ゼンリンミュージアム 多目的展示室(小倉北区室町1-1-1リバーウォーク北九州14階)
公式ホームページ https://www.zenrin.co.jp/museum/

(北九州ノコト編集部)

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