北九州市の民間施設初 「イオンモール八幡東」がクーリングシェルターに指定【北九州市八幡東区】
北九州市は、イオンモール八幡東(北九州市八幡東区東田3‐2‐102)を「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」に指定しました。
北九州市内の民間施設がクーリングシェルターに指定されるのは初めて。これにより、熱中症特別警戒アラートの対象日に市民が暑さをしのぐ場所として施設を開放されます。なお、公共施設である「生涯学習センター(市内11施設)」についても、同様にクーリングシェルターに指定されています。
「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」の指定とは
地球温暖化に伴う熱中症被害の拡大を受けて、今年4月に改正気候変動適応法が施行されました。
改正法では、熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずるおそれがある場合に発表される「熱中症特別警戒アラート」や、熱中症特別警戒アラートの対象日に暑さをしのぐ場所として市民に開放する施設である「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」の指定等の制度が新たに創設しています。
市は、熱中症特別警戒アラートが発表された場合、不要不急の外出を避け、クーリングシェルターなどの施設を利用し、暑さから身を守る行動を促すそうです。
「イオンモール八幡東」の取り組み
イオンモール八幡東は、地域住民が集い、語り合える楽しい空間と時間を提供し、地球にも家計にも優しい「ヘルス&ウェルネスプラットフォーム」の基盤づくりを目指しているといいます。北九州市や地域の事業者とも共創し、環境や健康への活動が負担なく、自発的に、行動変容を起こすことができる取り組みを実施しています。
イオンモール八幡東では“クールスポット”として、ベンチやレストラン、フードコートを合わせて総席数1440席を設置。クーリングシェルターとしての運用期間は10月23日まで、開放時間は午前10時~午後9時です。
また、7月中旬~8月31日には、クールシェアの取り組みとして1階ひまわりの広場で巨大なスイカバルーンのフォトスポットが登場するほか、夏休み期間中はスイカにちなんだイベントやプレゼント企画も予定しています。
※2024年6月14日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)