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黒崎ひびしんホールで10月~12月開催の注目公演3選をピックアップ【北九州市八幡西区】<PR>

(アイキャッチ画像:黒崎ひびしんホール)

黒崎ひびしんホール(北九州市八幡西区岸の浦2-1-1)には、観やすく・聴きやすく・使いやすく、かつ多様な演目に対応が可能な大ホールと平土間、中舞台、オーケストラピット型の座席配置を伴う通常舞台に変容する多目的ホールである中ホールがあります。文化活動発表などの晴れ舞台に相応しく、日常の活動を支える練習場を併せ持った文化施設です。

今回は、そんな黒崎ひびしんホールで10月~12月にかけて行われる様々な公演の中から注目の3つを紹介します。

魅惑の2台ピアノシリーズ「金子三勇士×實川風 デュオ・リサイタル」

10月5日には、魅惑の2台ピアノシリーズ「金子三勇士×實川風 デュオ・リサイタル」を開催。光るセンスに溢れる情熱をもち、紳士なピアニスト「金子三勇士」と、多彩な音色を引き出しバロック作品から現代作品まで幅広いレパートリーをもつピアニスト「實川風」の男性ピアニスト2人のデュオ・リサイタルです。

(金子三勇士さん/©Seiichi Saito)

金子三勇士さんは1989年、日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれ、6歳で単身ハンガリーに渡りバルトーク音楽小学校に入学。2001年からは11歳でハンガリー国立リスト音楽院大学(特別才能育成コース)に入学。2006年に全課程取得とともに帰国し、東京音楽大学付属高等学校に編入。東京音楽大学を首席で卒業、同大学院を修了しました。

2008年に開催されたバルトーク国際ピアノコンクール優勝のほか、数々の国際コンクールで優勝し、第22回出光音楽賞などを受賞しています。

これまでにゾルタン・コチシュ、小林研一郎、ジョナサン・ノットらと共演したほか、国外でも広く演奏活動を実施。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」に司会者としてレギュラー出演するなどテレビやラジオなど多数のメディアに出演しています。

2021年に日本デビュー10周年を迎え、2022年3月にサントリーホールでソロ・リサイタル「原点×挑戦」を開催。同年ドイツ・グラモフォンより新譜CD「フロイデ」もリリースしました。キシュマロシュ名誉市民。スタインウェイ・アーティストでもあります。

(實川風さん/©Hiromi Nagatomo)

實川風さんは、東京藝術大学を首席で卒業し、同大学大学院(修士課程)修了。グラーツ芸術大学ポストグラデュエート修了。幼少期より主要な国内コンクールでの優勝・入賞を経て、2015年ロン・ティボー国際コンクール第3位(1位なし)、最優秀リサイタル賞、最優秀新曲賞、2016年カラーリョ国際ピアノコンクールにて第1位などを受賞しています。

本格的な演奏活動開始後は、別府アルゲリッチ音楽祭・仙台クラシックフェスティバル・上海音楽祭・ソウル国際音楽祭・ノアン・ショパンナイト・アルソノーレなどの国際音楽祭に客演。近年は、バッハとベートーヴェンを演奏活動の中心に据え、2023年にバッハアルバムをキングレコードよりリリース。チェンバロ演奏にも取り組み、バッハ演奏の研究を続けています。

東京交響楽団・東京フィル・日本フィル・新日本フィル・シティーフィル・ニューシティフィル・大阪交響楽団・日本センチュリー交響楽団・名古屋フィル・千葉交響楽団・群馬交響楽団など主要オーケストラと共演。2024年4月より東京藝術大学器楽科ピアノ専任講師を務めています。


今回のリサイタルでは、それぞれのピアニストによるソロ演奏はもちろん、2台ピアノのデュオ演奏もお楽しみいただけます。開場は午後1時15分、開演は午後2時。全席指定席で一般4000円、友の会3600円、U25は1000円で、当日券は500円増しとなります。未就学児は入場できません。

<プログラム>
【金子三勇士 ソロ】
シューマン=リスト:献呈
ショパン:夜想曲 第2番 変ホ長調
リスト:ラ・カンパネラ
【實川風 ソロ】
リスト:愛の夢
バッハ:羊は安らかに草を食み(ヘス編)BWV208
ショパン:スケルツォ 第3番 嬰ハ短調
【2台ピアノ デュオ】
モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ 二長調より第1楽章
ドビュッシー:月の光(デュティユー編)
ガーシュウィン:3つのプレリュード
ホルスト:惑星より火星、木星

打楽器トリオ「マスケ」による「パフォーマンスパーカッション~トリオ・オブTheマジック!~」

11月28日には、打楽器トリオ「マスケ」による「パフォーマンスパーカション〜トリオ・オブTheマジック!〜」を開催。福岡を中心に活動するプロ打楽器奏者によるパフォーマンスが楽しめます。

打楽器トリオ「マスケ」は、2019年結成したプロの打楽器奏者によるパフォーマンスパーカッショントリオ。幼稚園、保育園や小・中学校での芸術鑑賞教室、企業パーティや結婚式で演奏を行なっています。

「魔法のような素敵な経験を」をモットーにチーム名を命名。福岡県を中心に九州、中四国、関西圏に赴き年間50公演ほど演奏活動を実施。親子で楽しめる「0歳からの音楽会」、芸術鑑賞会「みんなの音楽会」、ウィズメンバーと共に「マスケウィズ」公演の主催も。

マスケのメンバーは吉田実奈子さん、上村梨世さん、守田智紀子さん。幼稚園、中・高等学校教員経験者、吹奏楽トレーナー、ジュニアオケトレーナー、テレビ等のメディア出演経験者が在籍しており、それぞれ北九州マリンバオーケストラ「RIM」にも所属しています。


開場は午後1時15分、開演は午後2時。全席自由席で一般1000円、友の会800円、U25は500円で、当日券は200円増しとなります。未就学児は入場できません。

<曲目>
CelebrationⅢ/加藤大輝
雅~3人のマリンバ奏者のための/片岡寛晶
Stubernic/MarkFord
ルロイ・アンダーソンメドレー/arr.マスケ
アンダー・ザ・シー/arr.マスケ
おはなし打楽器物語~くますけと魔法のスティック~/arr.マスケ

プッチーニ没後100周年記念 プッチーニ三大オペラ超ハイライト!「森谷真理&村上敏明 ジョイント・リサイタル」

12月15日には、プッチーニ没後100周年記念 プッチーニ三大オペラ超ハイライト!「森谷真理&村上敏明 ジョイント・リサイタル」を開催。

プッチーニ没後100周年記念して、日本を代表する魅惑のプリマドンナ森谷真理とスターテノール村上敏明によるジョイントリサイタルです。

(森谷真理さん/©FUKAYA Yoshinobu / auraY2)

森谷真理さんは、武蔵野音楽大学、同大学院卒業後、ニューヨークのマネス音楽院を修了。世界各地のコンクールにて優勝、受賞の経験もあります。欧米ではメトロポリタン歌劇場にて2006年に「魔笛」夜の女王で大成功を収めたのをはじめ、リンツ州立劇場の専属歌手を務め、ウィーン・フォルクスオーパーなど多数の歌劇場で活躍。

国内では、兵庫県立芸術文化センター「夏の夜の夢」、日生劇場「ランメルモールのルチア」、二期会「蝶々夫人」「サロメ」「ルル」表題役、新国立劇場「カルメン」「ばらの騎士」「蝶々夫人」「ジュリオ・チェーザレ」等で絶賛を博しています。びわ湖ホールプロデュースオペラ「リゴレット」「魔笛」「ラインの黄金」「ワルキューレ」「神々の黄昏」「ローエングリン」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」「フィガロの結婚」「こうもり」「ばらの騎士」に連続出演し、高度な歌唱と深い音楽性、迫真の演技で聴衆を魅了しました。

2025年は、山形交響楽団と阪哲朗指揮「トスカ」、びわ湖ホールでの「死の都」、山下一史指揮愛知室内オーケストラとは「コジ・ファン・トゥッテ」に出演予定。

コンサートレパートリーもバロックから近現代曲と幅広く、近年ではプーランク「人間の声」が新聞各紙で高評され、ベルク「ヴォツェックより3つの断章」、R.シュトラウス「4つの最後の歌」でも絶賛されています。

海外では2022年にはザクセン州立歌劇場で「蝶々夫人」を主演、また2024年年末と2025年の年始にドイツのMDRライプツィヒ放送交響楽団とフィリップ・グラスの「Voyage」を共演予定です。

2019年には「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」にて国歌独唱を務めました。名古屋音楽大学准教授、東京藝術大学講師、洗足学園音楽大学講師で、小山評定ふるさと大使やとちぎ未来大使としても活動しています。

(村上敏明さん/©Namiko Kitaura)

村上敏明さんは、国立音楽大学声楽学科を卒業。文化庁在外研修員として、2001年よりイタリア・ボローニャへ2年間留学後、2007年までイタリアに在住。イタリアオペラを中心に60役を超える幅広いレパートリーを有し、国際的に活躍を続けています。

2002年に、オルヴィエートのマンチネッリ劇場にて「リゴレット」マントヴァ公爵でヨーロッパデビュー。「蝶々夫人」ピンカートン、「イル・トロヴァトーレ」マンリーコ、「ナブッコ」イズマエーレ、「トスカ」カヴァラドッシ等をイタリア各地で主演し、活躍を続けています。

藤原歌劇団では、「椿姫」アルフレード、「ラ・ボエーム」ロドルフォ、「ルチア」エドガルド、「仮面舞踏会」リッカルド、「イル・トロヴァトーレ」マンリーコ等、新国立劇場では、「カルメン」ドン・ホセ、「椿姫」アルフレード・、「蝶々夫人」ピンカートン、「愛の妙薬」ネモリーノ、「黒船」領事ハリス、「修禅寺物語」頼家、「紫苑物語」藤内等に主演し、称賛されているとのこと。

第9回マダムバタフライ世界コンクール優勝のほか、15の国際声楽コンクールで優勝または上位入賞。2004年には、第40回日伊声楽コンコルソ第1位、第35回イタリア声楽コンコルソ・シエナ大賞と、国内2大タイトルを獲得しています。

2010年6月には、イタリア・スポレートのDue Mondi音楽祭より招待され、ヘンツェ作曲・三島由紀夫原作のオペラ「午後の曳航」の舞台上演世界初演で、主役のNOBORU役を演じ、ヘンツェ本人をはじめ、各マスコミより絶賛されました。同公演は、イタリア国営放送RAIで、ドキュメント番組(Prima della prima)およびオペラ全曲も放送されたとそうです。

平成16年度五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。八王子コミュニティオペラ芸術監督や勝浦歌劇団総監督も務め、藤原歌劇団の団員でもあります。今後も、新国立劇場や藤原歌劇団等、大舞台での出演が多数予定されており、人気実力ともに日本を代表するテノール歌手として、活躍の幅を広げています。

ピアノの村上寿昭さんは、桐朋学園大学にて指揮を小澤征爾、黒岩英臣、秋山和慶の各氏に師事。ウィーン国立歌劇場で小澤征爾氏のアシスタントとして活躍しました。

ベルリン国立芸術大学でマティアス・フスマンや、ウィーン国立音楽大学でレオポルト・ハーガー、湯浅勇治に師事。

2000年タングルウッド音楽祭にフェローとして参加し、小澤征爾、ロバート・スパーノ、アンドレ・プレヴィンの各氏に師事しています。同年、小澤征爾音楽塾にて「ドン・ジョヴァンニ」でデビュー。

欧州ではベルリン響、リトアニア国立管で指揮し、リンツ州立歌劇場及びハノーファー州立歌劇場にて、常任指揮者として数多くのオペラやバレエ、2016年に小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXIVにて「こうもり」を指揮しています。

近年は教育活動にも力を入れ、音楽大学オーケストラなどの指導も活発に行う他、室内楽、歌曲の伴奏などピアニストとしても活動。東京藝術大学講師、桐朋学園大学音楽学部講師や東京オペラNEXT音楽監督も務めています。

開場は午後1時15分、開演は午後2時。全席自由席で一般4000円、友の会3600円、U25は1500円で、当日券は500円増しとなります。今回、小中高生は無料でご招待いたします!未就学児は入場できません。

<プログラム>
【第1部】
オペラ「ラ・ボエーム」第1幕より
“ミミとロドルフォの出会い”
~“冷たい手を”
~“私の名はミミ”
~“愛の二重唱”
オペラ「トスカ」より
第1幕“妙なる調和”~“愛の二重唱”
第2幕“歌い生き、愛に生き”
第3幕“星は光りぬ”

【第2部】
オペラ「蝶々夫人」より
第1幕“愛の二重唱”
第2幕“ある晴れた日に”
第3幕“さらば愛の家よ”
“かわいい坊や”~“蝶々さんの自害”~

※曲目、曲順は変更の可能性があります。

各イベント詳細は黒崎ひびしんホールのホームページで確認できます。

<提供:黒崎ひびしんホール

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