北九州モノレールが「開業40周年記念列車出発式」開催 国内モノレール初の新技術も導入へ【北九州市】
北九州モノレールは1月9日、開業40周年を迎えます。
今年開業40周年を迎えるにあたり、「開業40周年記念列車出発式」を開催するほか、国内モノレール初の新技術の導入も予定しています。
「開業40周年記念列車出発式」や「制服リニューアル」
開業記念日当日の1月9日には、「開業40周年記念列車出発式」を開催。40年前の開業セレモニーと同時刻に、同じ場所の平和通駅ホームで行われます。
建設当時の開業セレモニーなどについての写真展示や、記念品の配布、記念乗車券の販売なども実施予定です。
また、1月以降はJRAとの連携による記念レースを実施したり、開業40周年モノレールまつりを開催したりするなど企画・イベントも予定しています。
なお、昨年10月より駅務員・乗務員の制服リニューアルを先行実施中。今年5月からは、夏制服の上衣もリニューアルされるそうです。
国内モノレール初となる新技術(CBTC)の導入
「北九州モノレール」は開業40周年を迎え、老朽化に伴う本格的な設備更新時期に差し掛かっています。
設備更新にあたっては、コストと技術面のバランスを考慮した更新方法を検討しつつ、技術革新へのチャレンジも行っているといいます。
今回、そのひとつとして、安全評価を終えた「無線式列車制御システム(CBTC)」が導入されます。CBTCの導入は、国内モノレールでは初の事例です。昨年12月には、東京メトロ・丸ノ内線が日本の地下鉄で初めて使用開始された技術としても注目を集めました。
従来のシステムである自動列車制御装置(ATC)が有線の電気信号により制御するのに対し、CBTCでは無線通信での情報信号により列車制御を行います。これにより、設備のスリム化やメンテナンス費用の削減が図られるのだとか。
さらに、より効率的な列車運行が可能となるため、小倉~企救丘間の所要時間の短縮など、サービスの向上につながることも期待されます。
北九州モノレールは、今後も各種更新にあたり、同様のチャレンジを行いながら、利用者に安全・正確・快適・安心を提供できる取り組みを行っていくそうです。
詳細は、北九州モノレールのホームページで確認できます。
※2025年1月7日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)