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戸畑に隠れた鰻の名店あり!地元で評判の「うなぎ処いち川」に行ってみた【北九州市戸畑区】
北九州の鰻屋といえば、田舎庵、川淀、竹林亭が有名ですが、他にも地元で評判の隠れた名店が戸畑にあります。
今回は地域に密着した「うなぎ処いち川」に行った時の様子を紹介します。
場所は若戸大橋近く 開店前から並ぶ人気ぶり
「うなぎ処いち川」は戸畑の若戸大橋近くにあり、小倉駅からはバスで行くこともできます。開店時間は11時30分なのですが、11時くらいにはお客さんが並んでいます。
筆者はここ最近、何度か入店を試みるものの、その行列を見て諦めて引き返すことがありました。
今回は13時近くの訪問でしたが、ラッキーなことに入店することができました。平日だというのに店内はほぼ満席。この日は、本当に運がよかったです。
お店の正面から見て入り口は左側、右側が出口になっています。
席はカウンター席3席とテーブル席が2席、お座敷に2人用テーブルが2つ、4人用テーブル7つあります。店内はサラリーマンの接待と思われるお客さんのほか、若いグループ、家族連れなども見られました。
案内されたのは床の間付近の席でした。ふと床の間に目をやると素敵な蘭が飾られています。
「せいろ蒸し」を注文 一品料理も楽しむ
うなぎ処いち川では当初、リーズナブルにうなぎが食べられる「いち川定食」(1900円)が人気でしたが、今は「ひつまぶし」(4500円)が有名になりました。
普段は「ひつまぶし」を注文するのですが、この日は残念なことに品切れ。
「すみません、今日はもう終わってしまいました」という店員に「ひつまぶしの次に鰻の量が多いのは何ですか?」と聞いたところ、「せいろ蒸しです」との回答。
さらに詳しく聞くと、「ひつまぶし」の鰻が大1匹弱の大きさとすると、「せいろ蒸し」の鰻はそれより少しサイズが小さい鰻1匹とのことでした。
そこで、今回は「せいろ蒸し」(4100円)を注文。やはり、開店前に並ばないと「ひつまぶし」は食べれないようです。
せいろ蒸しは20〜30分時間がかかるということで、他の鰻料理も注文してみました。
ポリポリと食べれる<骨の唐揚げ>
まず、「骨の唐揚げ」(500円)とビールが運ばれてきて、乾杯。
骨の唐揚げは、長めの綺麗な骨でふわっとして程よい塩味。ビールのあてにぴったりです。
専門店ならではの<ゆびき>
次に「ゆびき」(1310円)が登場。酢味噌とポン酢、ワサビ、柚子胡椒が付いてきました。
同店のゆびきは、しっかり湯掻かれたタイプ。他店でお刺身に近いゆびきを食べたこともありますが、湯掻かれたものもとてもよかったです。鰻の湯引きが食べられるのは、専門店ならではですね。
想像以上に大きな<せいろ蒸し> 焼き上がりの香ばしさが特徴
骨の唐揚げとゆびきを完食した頃、いよいよせいろ蒸しがお目見えしました。思ったより鰻が大きいです。
同店の鰻はカリっとした、焼き上がりの香ばしさが特徴です。
そして、カリッとしているけれど薄くもなく、しっかり厚みもあります。ご飯の量も男性でも満足できるボリューム。
蒸しているからでしょうか? タレがしっかりかかっており、テーブルに置かれたタレは全く使いませんでした。
肝吸いは熱々で、出汁が良く効いています。
お漬物もとても美味しく、何もかけずにいただきました。
お昼から贅沢なせいろ蒸しの鰻をたっぷり堪能し、本当にお腹いっぱいになりました。