「北九州市お出かけ応援プレミアムサマー」でお得に遊ぼう【門司港レトロ編】

(アイキャッチ画像:潮風号)

7月1日からスタートした「お出かけ応援プレミアムサマー」。市内に住んでいる人が対象で、8月31日までの2カ月間にわたり、北九州市内の121施設が無料(入場料等)で利用できるというものです。

「121施設もあるとどこから行けばいいか迷う…」という人のために、今回は「お出かけ応援プレミアムサマー」で無料利用できる門司港レトロ地区の施設をピックアップして紹介します。

1.関門海峡ミュージアム

門司港に到着後、真っ先に向かってほしいのが「関門海峡ミュージアム」(通常入館料/大人500円・小中学生200円)です。

館内に入ったらエレベーターで建物の4階を目指します。プロムナードデッキの目の前に広がる海の青さに心を奪われつつ、受付に向かい、通常は有料となっている展示展示エリアへと足を進めます。

受付を通り過ぎるとやがて薄暗い空間の中にぼんやりと青い光が。そこから見下ろせば、見えてくるのは国内最大級18m×9mの巨大スクリーンです。このスクリーンを中心に、4階「海峡アトリウム」から3階「海峡歴史回廊」を経て、2階「海峡体験ゾーン」まで、スロープを歩きながらグルっと降りてくる仕組みです。海峡の歴史ドラマを再現された精巧な人形を鑑賞したり、関門海峡について楽しく学んだりできます。

子どもたちに好評なのが「海峡体験ゾーン」。船長になって船を操縦してみたり、クレーンの運転士になってコンテナを動かしてみたり、ダイバーになって魚を探してみたり…。いろいろなゲームを楽しむことができますよ。

ただし、2階の「海峡こども広場」は「お出かけ応援プレミアムサマー」の対象外(有料)です。

2.九州鉄道記念館

「関門海峡ミュージアム」で関門海峡について楽しく学んだ後は、鉄道の歴史を楽しみながら学べる「九州鉄道記念館」へ。「お出かけ応援プレミアムサマー」で、市民は入館料(通常大人300円・中学生以下150円)と特別企画展が無料となります。

明治時代建築の赤レンガ造りの建物が目を引く「九州鉄道記念館」は、ファン必見の本格運転体験など鉄道の歴史と遊びが詰まった記念館。明治時代に九州で製作された木造客車の展示やC59型、9600型など懐かしい車両も多数展示されています。

中でも注目は、開館当時から展示されている「キハ四二〇五五号気動車(キハ〇七形四一号気動車)」。九州に存在する鉄道車両としては初めて、また「気動車」としては日本で初めて、重要文化財(美術工芸品)に指定されたものです。

「キハ四二〇五五号気動車」(写真提供:九州鉄道記念館)

ただし、ミニ鉄道・運転シミュレーターなど、一部有料のものもあります。

3.北九州銀行レトロライン「潮風号」

「九州鉄道記念館」を満喫したら、同館を出てすぐの場所にある「九州鉄道記念館駅」から北九州銀行レトロライン「潮風号」(通常運賃/大人片道300円・小児150円)に乗車。「関門海峡めかり駅」を目指します。

「潮風号」は、最高時速15㎞と日本で最も遅く、短い列車。トロッコ客車2両を小型のディーゼル機関車車(DB-10)が挟んだブルーの車体の「潮風号」の車窓からゆっくり関門海峡の景色を眺めたり、関門海峡めかり駅手前のトンネルでちょっとしたサプライズを楽しんだり、子どもから大人まで幅広く親しまれています。

また、途中にある「出光美術館駅」「ノーフォーク広場駅」も含め、「潮風号」の4つの駅はいずれも観光スポットなので、どこで下車しても門司港の魅力に触れることができますよ。

「関門海峡めかり駅」のそばには、大きなタコ遊具がある和布刈公園があるので、タコすべり台で思いっ切り遊んだり、海沿いを散策したり、親子でのんびりした時間を満喫できます。

4.門司港レトロ展望室

めかりでのんびり遊んだ後は再び「潮風号」に乗って戻ってきますが、「出光美術館駅」で途中下車して「門司港レトロ展望室」(通常入場料/大人300円・小中学生150円)へ。

「門司港レトロ展望室」は、世界的な建築家、黒川紀章氏により設計された高層マンション「レトロハイマート」の31階にあります。全面ガラス張り、高さ103メートルからの眺めはまさに絶景。門司港レトロ地区の街並みや関門海峡はもちろん、今回紹介した「関門海峡ミュージアム」「九州鉄道記念館」「潮風号」もすべて上空から見ることができます。

展望室に向かうエレベーターは最上階の31階までは約45秒で上がるとのことですが、エレベーター内にはまさかのバナナの叩き売りBGMが流れます。さすがはバナナの叩き売り発祥の地ですね。

※2022年7月10日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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