九州鉄道記念館で『保存機関車』に関する企画展【北九州市門司区】
九州鉄道記念館では、企画展「入江高亘 保存機関車を訪ねて 保存されて半世紀 蒸気機関車たちは今….。」を6月11日まで開催中です。
場所は九州鉄道記念館2階企画展示場で、観覧は無料です(入館料がかかります)。
保存された機関車をテーマにした類を見ない企画展
蒸気機関車の現役引退が始まった1970年代、SLブームにあやかろうと、全国の自治体は当時の国鉄から貸与を受けて静態保存された蒸気機関車。
蒸気機関車の記憶の持ち主が少なくなっていくと、保存車に対する愛着は薄れて。保存を続けることが難しくなる状況が見られます。そのため、大事に保存されてきた幸せな蒸気機関車もあれば、「野ざらしのまま錆び朽ちて、色があせたり、盗難や腐食で無残な可哀そうな蒸気機関車」「保存会の方々もご高齢化も進み、解散となり手をかけて貰えなく放置された蒸気機関車」など、そうでない蒸気機関車もあります。
今回の企画展は、保存維持活動を行う傍ら、先人たちが遺した蒸気機関車を感謝の気持ちでで未来に継承したい想いで、入江高亘さんが思案したもの。静態保存の蒸気機関車を中心に、前期4月、後期5月GW後と一部入れ替えし、計325点の写真が並びます。
九州鉄道記念館とは
明治時代建築の赤レンガ造りの建物が目を引く「九州鉄道記念館」。ファン必見の本格操縦体験など鉄道の歴史と遊びが詰まった記念館です。明治時代に九州で製作された木造客車の展示やC59型、9600型など懐かしい車両も多数展示されています。
詳細は「九州鉄道記念館」ホームページで見ることができます。
■住所/北九州市門司区清滝2-3-29
■入館料/大人300円、中学生以下150円
※2023年4月26日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)